「ムハンマド・イブン=アブドゥッラーフ」の版間の差分

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'''ムハンマド'''('''محمد''' '''Muḥammad''' [[570年]]頃 - [[632年]])は、[[イスラム教|イスラーム教]]の開祖。[[アラビア半島]]西中部、[[ヒジャーズ]]地方の中心都市[[メッカ]]の支配部族である[[クライシュ族]]出身で、その名門[[ハーシム家]]のひとり。イスラーム教では、[[モーセ]]、[[イエス・キリスト]]その他に続く、最後にして最高の[[預言者]](ナビー)でありかつ[[使徒]](ラスール)とみなされている。また世俗君主としても有能であり、アラビア半島にイスラームの神権国家を打ち立てた。
 
全名は'''ムハンマド・イブン=アブドゥッラーフ・イブン=アブドゥルムッタリブ'''('''محمد ابن عبد اللّه ابن عبد المطّلب''' '''Muḥammad ibn `Abd Allāh ibn `Abd al-Muṭṭalib'''。''アブドゥルムッタリブの息子アブドゥッラーフの息子ムハンマド''の意味)という。[[ギリシア語]]資料では Μουαμεδ として表れる<ref>[[9世紀]]に編纂された[[ビザンツ帝国]]の[[歴史書]]、『[[テオファネス年代記]]』[[622年]]の項目など。</ref>。かつて日本では西欧での表記(''Mohammed'', ''Mohamet'', ''Mahomet''など、ラテン語形''Machometus''に由来)やトルコ語での表記(''Mehmet''、''Muhammet'')にしたがって、'''モハメッド'''、'''マホメット'''などと呼ばれることが多かったが、近年では標準[[アラビア語]]([[フスハー]])の発音に近い「ムハンマド」に表記・発音がされる傾向がある。また第2音節の ح ḥ は[[無声咽頭摩擦音]]の通常のhとは違うため、ラテン文字転写の場合は正確には下に点のついた文字で表される。(ラテン語で当該部分にchが使われているのもそのため)<!--[[高等学校|高校]][[歴史教科書]]、参考書での表記もムハンマドが普通である。-->字義は「より誉め讃えられるべき人」。
{{Islam}}
==名前と表記==
全名は'''ムハンマド・イブン=アブドゥッラーフ・イブン=アブドゥルムッタリブ'''('''محمد ابن عبد اللّه ابن عبد المطّلب''' '''Muḥammad ibn `Abd Allāh ibn `Abd al-Muṭṭalib'''。''アブドゥルムッタリブの息子アブドゥッラーフの息子ムハンマド''の意味)という。[[ギリシア語]]資料では Μουαμεδ として表れる<ref>[[9世紀]]に編纂された[[ビザンツ帝国]]の[[歴史書]]、『[[テオファネス年代記]]』[[622年]]の項目など。</ref>。かつて日本では西欧での表記(''Mohammed'', ''Mohamet'', ''Mahomet''など、ラテン語形''Machometus''に由来)やトルコ語での表記(''Mehmet''、''Muhammet'')にしたがって、'''モハメッド'''、'''マホメット'''などと呼ばれることが多かったが、近年では標準[[アラビア語]]([[フスハー]])の発音に近い「ムハンマド」に表記・発音がされる傾向がある。また第2音節の ح ḥ は[[無声咽頭摩擦音]]の通常のhとは違うため、ラテン文字転写の場合は正確には下に点のついた文字で表される。(ラテン語で当該部分にchが使われているのもそのため)<!--[[高等学校|高校]][[歴史教科書]]、参考書での表記もムハンマドが普通である。-->字義は「より誉め讃えられるべき人」。
 
 
== 生涯 ==
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