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'''ケント王国'''(Kingdom of Kent)は、[[イングランド]]に存在した[[ヘプターキー]](七王国)を構成する王国の一つ。支配領域は、ほぼ現在の[[ケント州]]の辺りであった。
 
5世紀後半に成立したとされる。6世紀後半、[[エゼルベルト (ケント王)|エゼルベルフト]]王(アゼルベルト王)のもとで台頭した。エゼルベルフトは、[[フランク王国]]の王女ベルタを妃にむかえて大陸とつながりをもったほか、ローマ教皇[[グレゴリウス1世]]が派遣した[[カンタベリーのアウグスティヌス]]の働きかけで、正式に[[キリスト教]]を受容した。都の[[カンタベリー]]には司教座が設けられ、アウグスティヌスが初代大司教となった。一時はエセックスなどにも勢力を拡大したが、エゼルベルフトの死後は急速に弱体化し、8世紀には[[マーシア王国]]に服属した。最終的には、9世紀に[[ウェセックス王国]]に併合された。
 
==関連項目==