「順徳料理」の版間の差分

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料理の香り付けに[[ショウガ]]、[[ネギ]]、[[コリアンダー]]を多用するのは、広東料理全般にみられる点であるが、他の地域では使う頻度が低い、[[陳皮]]、[[カンラン科|橄欖]]、[[シソ|紫蘇]]などをよく使う。
 
また、[[スイギュウ|水牛]]の乳や[[牛乳]]を利用した料理が有名で、華南では珍しく、早くから[[乳牛]]の飼育なども行われてきた。最も大きな町である大良鎮は鳳城とも呼ばれ、順徳料理の中心地であるが、近隣の陳村や倫教などの町で考案された名物料理も伝えられている。順徳からは、他の中華料理に見られない調理方法や味付けを考案して、[[広州市|広州]]や[[香港]]で活躍する名コックも多く輩出しており、中国料理全体への影響力も少なくない。
 
当地で「仁面」(ヤンミン)と呼ぶ[[トゲモモ]]の実の醤油漬け、「禾虫」(ウォーチョン)と呼ばれる[[多毛類|ゴカイ]]の仲間の[[イトメ]]、[[大良牛乳]]と呼ばれる水牛乳や牛乳の[[タンパク質]]を薄く固めたもの、[[ベンケイガニ]]の卵など、他の土地であまりみかけない食材も用いられている。