「ヒートパイプ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
PipepBot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: zh:熱導管
編集の要約なし
3行目:
冷却部を加熱部より高い位置に設定することにより、凝縮後の作動液を加熱部に戻すことができるが、パイプ内部を[[毛細管]]構造にすることにより、高低差がない場合でも利用が可能になる。
NASAにより人工衛星中の放熱に利用されたのが実用化の始まりだが、最近は[[CPU]]等電子部品の冷却装置としても利用されている。この場合、パイプおよび毛細管構造(ウィック)には[[銅]]、作動液には[[代替フロン]]を用いるのが一般的である。
 
単に伝熱効率を上げるだけでなく、一方の温度が高い場合にのみ熱伝導性を発揮する熱ダイオードとしての使用法もある。
 
==応用==
===パイプライン===
アラスカの石油パイプラインは永久凍土上に敷設されているため、気温で永久凍土が溶けるのを防ぐため、杭に[[ヒートパイプ]]が内蔵されていて地中の温度が気温よりも高い場合は伝熱により放熱して気温が地中の温度よりも高い場合は熱絶縁する構造になっている。
 
===電子機器の冷却===
パソコンのCPU等のデバイスの冷却に使用される。また、インバータに使用されるIGBT等のパワーデバイスにも使用される。
 
 
{{DEFAULTSORT:ひとはいふ}}