「ヒートポンプ」の版間の差分

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=== 日本の気候 ===
[[日本]]の気候がヒートポンプを活用する上で適した環境だった。[[欧米]]のように暖房中心の国や[[東南アジア]]のような冷房中心の国では冷房、暖房のいずれかを行う単機能の機器で済む。[[日本]]では夏は冷房、冬は暖房と季節ごと空調種別が異なることと、[[欧米]]に比べて温暖湿潤な[[日本]]の気候は、空気を熱源とした冷暖両機能を持ち合わせたヒートポンプ[[エアコン]]が市場から受け入れやすかった。冷房と暖房を同じ機器で行うことができることは二重に空調設備を導入しなくて済むため、年間を通して機器の稼働率が高まり経済的である。また、ヒートポンプの特徴として室内外の温度差が小さくなればなるほどCOPが向上するため、中間期などでも空調が必要な場合、燃焼式とは異なりカタログ記載値よりもCOPが向上する。メーカーにとっても、この消費者が機器効率の改善を新たな商品価値として評価する傾向が開発へのインセンティブとなり、COP向上を目指した開発競争が本格化した。また、[[日本]]では熱エネルギーを取り込む技術が発達したため、高効率[[エアコン]]だけではなく、ヒートポンプ式の洗濯乾燥機や、自然冷媒ヒートポンプ[[給湯器|給湯機]]が開発されるなど、ヒートポンプの応用技術も拡充している。
 
== ヒートポンプの種類 ==
スターリングサイクルを使用するものやケミカルヒートポンプ等がある。それぞれ用途に応じて使い分けられる。
 
== 日本の現状 ==