「双子の赤字」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Hatabon (会話 | 投稿記録)
Lody (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
11行目:
 
==経済学的背景==
国民経済においては、'''「家計」「企業」「政府」「海外」'''という4つの主体が存在する。
一般に、
 
*国内所得:Y
*家計消費:C
18 ⟶ 20行目:
*貿易収支:NX(広義には経常収支に当たる)
 
とした場合
 
*Y=C+I+G+NX
 
となる。式を変形すると
 
*Y-(C+G)-I=NX
 
となる。
となる。これは、総貯蓄(所得Y-消費(C+G))マイナス総投資I=貿易収支NX(純輸出(輸出-輸入))ということを意味する(アブソープション・アプローチ)。他の項目が変わらずに、政府支出Gだけが増加するとNXが減少する。
 
つまり、政府支出を増やすと貿易収支が悪化するということを意味する。また、政府支出増加は財政収支悪化も意味する。このように財政収支悪化と貿易収支が連携しているという考えから双子の赤字という概念が生まれた。