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en:Adrenal medulla01:26, 13 May 2008(UTC)を翻訳
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{{Infobox 解剖学
#REDIRECT [[副腎]]
| name=副腎髄質
| 画像1=[[Image:Gray1185.png|200px]]
| 画像説明1=副腎の層構造
| 画像2=
| 画像説明2=
| 英語=Adrenal medulla
| ラテン語=
| GraySubject =277
| GrayPage =1280
| 器官=
| 動脈=[[上副腎動脈]]<br/>[[中副腎動脈]]<br/>[[下副腎動脈]]
| 静脈=[[副腎静脈]]
| 神経=[[腹腔神経叢]]<br/>[[副腎神経叢]]
| リンパ系=[[腰リンパ節]]
| MeSH=
}}
'''副腎髄質'''(ふくじんずいしつ、[[英語|英]]:Adrenal medulla)は、[[副腎]]を構成する部分の一つ。[[副腎皮質]]に包まれており、副腎の内部を構成している。
 
== 機能 ==
副腎髄質は主にホルモンを作り出す[[クロム親和性細胞]]によって構成されており、[[アミノ酸]]の[[チロシン]]から[[カテコールアミン]]の[[アドレナリン]](エピネフリン)、[[ノルアドレナリン]](ノルエピネフリン)、[[ドーパミン]]を作る重要な部分である。
 
[[フィジカルトレーニング]]や切迫した危険な状態の時に反応して、髄質の細胞はカテコールを[[血液]]中にアドレナリンとノルアドレナリンとを17:3の割合で放出する<ref>{{UMichAnatomyModule|intro_autonomics_2_module/autonomics_05}}</ref>。
 
アドレナリンとノルアドレナリンには[[心拍数]]、[[血圧]]、[[血管収縮]]、[[細気管支]]の拡張、[[代謝]]を促進させる特有の効果があるが、これらは[[闘争逃走反応]]の特徴である。カテコールアミンの放出は神経衝撃を刺激し、また、カテコールアミンの受容体は体内全域に所在している。
 
== 起源 ==
髄質の細胞は[[胚]]の[[神経堤]]から誘導される。これらは[[軸索]]と[[樹枝状突起]]を失った[[交感神経]]系の[[節後神経線維]]から修飾され、対応する[[節前神経線維]]から[[神経分布]]を受け取る。また、節前神経線維と節後神経線維の間の[[シナプス]]は[[自律神経節]]と呼ばれ、実際は副腎髄質は交感神経系の[[神経節]]である。
 
== 病理学 ==
以下の新生物がある。
* [[褐色細胞腫]] - カテコールアミン産生[[腫瘍]]。
* [[神経芽細胞腫]] - 交感神経原細胞を起源とする腫瘍。
* [[神経節細胞腫]] - 末梢神経系を起源とする腫瘍。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
<references />
 
== 関連項目 ==
* [[副腎皮質]]
#REDIRECT* [[副腎]]
 
== 外部リンク ==
* [http://www.creationofman.net/chapter3/chapter3_13.html Location of Adrenal medulla]
{{DEFAULTSORT:ふくしんすいしつ}}
[[Category:腎臓学]]
[[Category:内分泌器]]
[[Category:器官]]
[[Category:分泌]]
 
[[en:Adrenal medulla]]
[[it:Midollo surrenale]]
[[pl:Rdzeń nadnerczy]]