「疾風伝説 特攻の拓」の版間の差分

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時折コマに表記される「!?」、漢字に独自の読み仮名をあて、台詞の途中を「“”」でくくる表現、超人のような不良たち(コンクリートブロックや鉄パイプ、[[木刀]]で殴られても誰も死なない、大怪我をしても短期間で完治する、など)の表現が特徴。
ネット上や、連載当時にリアルタイムで読んでいた世代には未だに根強い人気を持つ。また、余談ではあるが「増天寺ライブ」における描写について、原作者である佐木の徹底した[[エフェクター]]マニアぶりから[[リットー・ミュージック]]社発行の「[[ギター・マガジン]]」誌でも取り上げられたことがある。
 
{{ネタバレ}}
=== 主人公 ===
; 浅川拓
: 私立横浜港ヶ丘高校に通い、“マジメ”こいて“いじめられっ子”だった生徒。しかし秀人と出会い、相手に立ち向かう勇気を少しずつ持つようになる。その後、偏差値が限りなく0に近い一桁で不良偏差値98といわれる“悪の華”<ref>実際には、偏差値が一桁になることはない。[[学力偏差値]]の最低値は多くの場合25である</ref>、内部抗争が絶えない不良のふきだまりの私立聖蘭高校、通称「乱校」の1年D組に転校することとなる(本人は進学校の'''県立'''聖蘭高校への編入と勘違いしていた)。臆病でハッタリばかりだが、いざというときは冴える。話の流れで「爆音小僧」のメンバーとなるが、外道の秀人、元獏羅天のヒロシ&キヨシ&天羽、美麗の大珠、初代極悪蝶の来栖など、立場の違う人物とよく仲良くなるため、常に厄介な位置にいる。故人である半村誠の面影をもち、それに気づいた一部の人間(特にマー坊)からは庇護をうけている。単車乗りの技術はそこそこあるが、単車が暴走しての[[交通機動隊|交機]]潰しなど、無茶と偶然に助けられている部分が大きい。だが土壇場では拓自身の選択が成功に繋がっている事からして、潜在的な才能は高い。「灰色の亡霊(グレイ・ゴースト)」編では拓の癖に合わせて組み上げられた爆音Coolストリートスペシャルによって走ることの楽しさに開眼。秋生の予想を大幅に超えたライディングセンスを見せて「化ける」。最終局面ではマー坊によって半ば無理矢理「暴走りの特攻」に指名され、爆音小僧の幹部に。最終回では爆音の特攻服に外道のハチマキ、蠅王の腕章を身につけ、天羽のSR400で特攻、神奈川の族の全面戦争を見事収めた。なお、外見上喧嘩が弱く見られがちだが、本気になるとかなり強く、デブ崎や横須賀のローラーを一撃で倒し、緋咲とタイマンを張るなど喧嘩の経験値も高くなって行く。夏生曰くスピードの捉え方が誠に似ており、秋生曰く、棲息速度領域はマー坊と同等らしい。[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]で自作の[[コンピュータRPG|RPG]]を作るのが[[趣味]]。
: 愛車はケニー・ロバーツ号と名付けた[[ヤマハ・FZR250|FZR250RR]]。その後、エディ・ローソン号と名付けた[[カワサキ・ゼファー|ゼファー400]]、爆音Coolストリートスペシャル[[ホンダ・CBX1000|CBX1000]]、天羽時貞の悪魔の鉄槌[[ヤマハ・SR|SR400]]。この他に横浜港ヶ丘高校時代には通学用に[[スクーター]]を所有していた。
 
=== 爆音小僧 ===
[[横浜市|横浜]]の[[暴走族]]。通称「ムッチャクチャの爆音」。現在は七代目で、メンバーは聖蘭高校1年D組の生徒だけで構成されている。六代目の頭はアキオの兄の真嶋夏生で、当時は榊龍也や那森須王もメンバーに擁していたが、“暴走りの特攻”半村誠の死により解散する。その後、マー坊とアキオを中心に再結成され、七代目として現在に至る。チームのルールとして[[シンナー#シンナー遊び|アンパン]]は厳禁。また、"殺す気の殴り込み"の時には、紫色の[[たすき|襷]]と[[鉢巻|ハチマキ]]を巻く、という初代からの伝統がある。背中の看板は「天下無敵」「暴走天使」。主な敵対族は「魍魎」、「朧童幽霊」、夜叉神」。
 
; 鮎川真里
; 稲楽キヨシ
: “鬼のキヨシ”の異名をとる元「獏羅天」の“地獄の一番機”。[[雷神]]の[[特攻服]]を着ており、ヒロシとのコンビで風神雷神と呼ばれ、二人で誰彼構わず暴れる。「ヒロシのダチは俺のダチじゃあ!!」ということで拓のマブダチに。いつもヒロシのZIIの後ろに乗っている。武器にする為に標識をへし折る、ZIIを片手で担ぐなど、怪力の持ち主。気性は非常に荒いが、満腹の時は多少緩くなる性格はヒロシと一緒。
: 愛車は[[ヤマハ・パッソル|パッソルII]]。
; 天羽セロニアス時貞
: 「獏羅天」の"龍神"。いつも龍神の[[特攻服]]を着ており、かつてはヒロシ、キヨシと合わせて“三鬼龍”と呼ばれた。「獏羅天の切り裂き魔」、「顎の時貞」の異名があり、タイマンでは誰も勝てないぐらい強い、と緋咲に評される。また、16歳にしてギターのプレイは超一流([[イングヴェイ・マルムスティーン]]や[[ジョー・サトリアーニ]]クラスのレベルだった模様)で、[[ジミ・ヘンドリックス]]を敬愛している。極端に飽きっぽく自己中心的な性格の為、一時期は勝手にチームを離れ、しばらく「龍神」というロックバンドの下で音楽の世界に専念していた。その後、またチームに戻るも、その行動から彼の属していた特攻隊と本隊との確執を生み、仲間に裏切られることもあった。
; 阪田正道
: 「九尾の猫(キャッツ)」第16期総長。喧嘩は弱く、秀人に何度か返り討ちにあう。一応「横浜を守る」という気概はある。アンパンと喧嘩のせいで前歯がない。
: 愛車は[[日産・シーマ|シーマII]]。
; 青野
: 「九尾の猫」のメンバー。大珠に公園のブランコに吊るされる。
; 来栖奈緒巳
: 初代「極悪蝶」の頭。後に「蝿王([[ベルゼブブ|ヴェルゼブブ]])」を名乗る。女の子と見間違えるような容貌に反して、湘南では有名な"凶悪小僧"として畏怖されている。過去に「邪王」の襲撃から母校を守るため、校庭にガソリンを撒いて敵を壊滅させるが、守ったはずのクラスメイトから逆に恐れられ、「見えないくん」として扱われた経験を持つ。そのトラウマは彼の心を深刻に蝕み、自分の単車以外誰も信用しなくなった彼は、無軌道とも言える暴力を繰り返すようになる。鑑別所で来栖と知り合った鰐淵が彼の更生を試みるも、最終的に来栖の心を直接救ったのは、最後まで彼を信用し続けた拓であった。
: 表面的にはマー坊に似て無邪気な子供のような性格だが、上記の理由から非常に暴力的。その点は拓によって立ち直ってからも変わってはいない。[[アイスピック]]を愛用の武器とするが、素手による戦闘力も高く、作中ではマー坊や龍也と互角に渡り合った。慈統と引き分けた過去を持ち、物語終盤では彼に「勝てるのか?  こいつに」と言わしめたほど。
: 愛車はカナリアイエローの[[500SS MACHⅢMACHIII]]。
 
=== 魔覇裸邪 ===
; 陣野平蔵
: リョーと病院で同室だった男。当初は情報屋だったが、後に「truth」の[[ボーカル]]となる。顔に化粧を施し、華奢な身体つきという見た目に反して喧嘩好きであり、中学は緋咲・時貞同じ。緋咲曰く実力は土屋や相賀より上との事。実は両刀使いで、リョーに接近した時は京子に警戒視されていた。
: 愛車は[[ホンダ・モンキー|Z50JⅢZ50JIII]]。
; アイス
: 「truth」のメンバー。[[ベース]]を担当。「ブラッディ・フィンガー」と呼ばれる。[[チョッパー]]が得意。
; 透
: 湘南のパンクス。地元のパンクス達に慕われている。チキンレースの達人としても有名で「無敵のジャックナイフキング」と呼ばれている。「鵠沼南台中」出身で、当時は同校OBのジュンジ、那智、奈良原とつるみ暴走トリオと呼ばれていた。那智が八尋に病院送りにされたことにより、打倒AJSに立ち上がる。
: 愛車は[[ドカティFⅢFIII]]。
; 奈良原
: 湘南のヤンキー。俗称は「オナラ原」。「鵠沼南台中」出身で、ジュンジ、那智、透とつるみ暴走トリオと呼ばれていた。
: 「帝晃学院高校」2年。通称「帝晃のナオキ」。良曰く結構名前が売れているらしいが拓やカツミにまでヤラれる雑魚キャラ。
; 浜中
: 「根岸工業高校(ネギコー)」1年2組。中路と同級生でライバル。クラスメイトには「フカシの浜中」と陰口をたたかれている。本当に弱い者にだけ強いデブ。カツアゲ相手を「千円札」と呼んで弱い者から金を巻き上げていたが、マー坊を爆音小僧の7代目頭と知らずにカツアゲしようとして逆にボコられてしまった。
; 加藤
: 小説版にのみ登場。「市立純心学園高校(ジュンガク)」1年3組だったが、当時隣のクラスだった大珠に喧嘩を売り、病院送りにされ自主退学。その後、マー坊に「灰色の亡霊(グレイ・ゴースト)」と間違われシメられる。[[猩猩|猩々]]似の容貌とゴツい筋肉質の体躯を持つ男。
; 鰐淵清美
: 鰐淵春樹の姉で聖蘭の[[学校職員|保健医]]。元カレは真嶋夏生。“現役時代”は「赤マッパの清美」として有名で、彼女には“誰も追いつけなかった”らしく、当時からのファンは今でも多く存在する模様。鰐淵の影響力だけでなく本人の人柄もあってか、不良揃いの乱校においても彼女に狼藉を働こうとする者はいない。物語後半では来栖に好意を寄せられ、積極的なアプローチを受けていた。
: 愛車は[[日産・ブルーバード|610型ブルーバード]]と[[カワサキ・マッハ|カワサキ・500SS MACHⅢMACHIII]]。
; 早乙女和美
: 聖蘭高校1年D組担任。あだ名は「カズミちゃん」。世界史担当の男性教諭で、1年だけでなく2年の授業も担当している場面がある。常識的な感覚の持ち主で、また教育者としての理念も失っておらず、内心では乱校の状態を「このままでいいはずがない」とは思っているが、自分にはそんな力が無いという自覚と不良に対する恐怖心から、具体的な行動は取れないでいる。
 
== 単行本 ==
# ISBN 4-06-311711-1
# ISBN 4-06-311722-7
# ISBN 4-06-311740-5
3,097

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