「Job Control Language」の版間の差分

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概要の表記統一、GCOSのJCL例を追加、外部リンクにGCOS8 JCLマニュアルを追加
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ジョブ制御言語(JCL)は、[[メインフレーム]]の[[ジョブ管理システム]](ジョブ入力サブシステム)に対して、[[バッチ処理]]や常駐[[プロセス]]起動時の指定をする[[スクリプト]]言語である。
 
通常は、ジョブ名、ジョブの実行クラス(優先順位など)、ステップ名、使用するプログラム名、そのプログラムが格納されているライブラリー、使用する仮想メモリーの容量、使用する物理ファイル([[データセット]]やその属性(格納場所、新規作成の場合の容量など)、およびジョブ内(ステップ間)の制御を行う。なおジョブ間(ジョブフロー、ジョブストリーム)の制御を自動化する場合は、JCLではできいためジョブスケジューラなどで行う。
 
大半のメインフレームでは、プログラムから見えるコンピュータは仮想化されており、プログラムは物理ファイル([[データセット]])名などを認識することはできない(従って記述もできない)ため、JCLによってはじめて、プログラム内の論理ファイル名と、実際の物理ファイル([[データセット]])名などが、関連づけられる。
 
[[オープン系]]では各種の[[シェルスクリプト]]が相当するが、メインフレームでのJCLは必須であり、プログラマ(プログラム)とオペレータ(運用管理)を分離している。このため運用管理担当者は、各プログラムの仕様を知ること無く、各ジョブがどの物理ファイル([[データセット]])を使用するか(しないか)を全て把握し、容易に変更できる。またプログラムが不測の物理ファイル([[データセット]])をアクセスしたり作成する事が無い。
 
JCLは、[[オペレーティングシステム]](OS)やバージョンによって機能や構文が異なる。ジョブ制御言語JCLを持つ主なOSには、以下がある。
 
*MVS系
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===JCS記述例===
 
//JOB JOB12345
//ASSGN SYS005,241
258 ⟶ 257行目:
==XSPのJCL==
===JCL記述例===
 
\ JOB JOB1234,ACCT='USER001',PRTY=(1,1),LIST=A
\STEP0001 EX PROG1234,COND=10
268 ⟶ 266行目:
==GCOSのJCL==
===JCL記述例===
*例1
$ IDENT 00123,USER-01,DEBUG,TEST
$ OBJECT
.
. Object File
.
$ DKEND
$ EXECUTE ON3,DUMP
$ LIMITS 5,,,5000
 
*例2
$$j,talk
$$select(ident)
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$ prmfl **,q,r,netex/adpl.x/exec/testabc
$ privity
 
 
==関連項目==
*[[メインフレーム]]
*MVS
**[[OS/360]]
283 ⟶ 291行目:
**[[データセット (IBMメインフレーム)]]
**[[IBM_メインフレーム_ユーティリティプログラム]](JCL記述例あり)
*VSE
**[[z/VSE]]
*GCOS
**[[GCOS]]
**[[ACOS]]
 
==外部リンク==
299 ⟶ 312行目:
 
* GCOS関連
** [http://support.bull.com/ols/product/system/gcos8/sys/doc/docf/g/67X4A2CD25/doc/rg30a11a.pdf GCOS 8 JCL Reference Manual](英文)
** [http://www.thinkage.ca/english/gcos/expl/batc/guid/guid.html#Section3 AN INTRODUCTION TO GCOS BATCH PROCESSING](英文)
 
* その他