「カイアシ類」の版間の差分

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== 形態 ==
たいていは前方が太くて後方に向けてすぼまった、いわば[[野球]][[バット]][[スリコギ]]のような形をしている。背面は甲羅に覆われ、腹面には[[付属肢]]が並んでいる。付属肢の多くは短くて、上から見ると体の下に隠れている。前端からは一対の長い触角、後方には一対の尾肢、場合によっては腹部に一個又は一対の卵嚢が目立つ。一対の卵嚢を持つ場合、一個の卵嚢の大きさが体に近いくらいあるので、上から見ると、[[三菱]]のマークに似て見える。
 
体は前半の頭胸部と後半の尾部に分かれている。
[[頭胸部]]はまとまった形をしているが、後半の胸部は節に分かれている。前端からは一対の[[触角]]が伸びるが、これは'''第一触角'''である。第一触角はカラヌス目では長く伸び、体長と同じくらいとなる。種によっては触角から長い毛が伸びる。また、カラヌス目では雄の右側触角が変形して雌を保持する働きをする把握器となっている。他の類でも、この触角で雌を保持するために雌雄で形が異なる。第二触角はごく短く、頭部の下に折り曲げられており、二肢型であるか、外肢がなくなっている。触角より後には大顎・小顎二対・顎脚が<!--やや間をおいて-->並ぶ。第一触角の間には中央に一個の眼がある。往々にして赤く光ってよく目立つ。なお、代表的な属のひとつ、[[キクロープス|キクロプス]](''Cyclops'')属の属名は[[ギリシャ神話]]の一つ目巨人[[キュクロプス]]に由来する。
 
胸部には四対の脚が並ぶが、いずれも胴体の下に隠れている。脚はいずれも二肢型で、それぞれ三節からなる。遊泳用に用いられ、遊泳用の毛が多数はえている。左右同時に前後に動かす。それに続く五対目の付属肢は交尾肢となっており、雄のそれは複雑な構造になり、雌の生殖孔付近へ精包をつける役割を果たす。雌のそれは退化的である。
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