「正義は勝つ」の版間の差分

→‎各話の内容: ネタバレにより
(→‎各話の内容: ネタバレにより)
:法曹日報の記者。戸川に金を渡されて情報収集をすることが多い。
 
==各話の内容タイトル==
===第1話 依頼人は嘘をつく===
{{ネタバレ}}
===第2話 そこまでして勝ちたいか!===
===第1話 依頼人は嘘をつく===
===第3話 奴は、弁護士じゃない===
高岡淳平は26連勝目をかけて不当解雇訴訟裁判にて勝利し、マスコミの取材を受ける淳平の姿を見て姫野京子は彼に憧れる。淳平は27連勝目をかけて新たに不当解雇訴訟の被告企業の弁護を引き受ける。原告OLの弁護人は熊野和彦([[白井晃]])という人権派弁護士。原告OLが有給休暇申請理由を法事だと偽っており、本当は不倫旅行に行っており、これをつかんだ淳平は傍聴席に彼女の婚約者を呼んで彼女の不貞を暴露し、これが解雇の理由として相当であるとして、被告企業を勝訴に導く。熊野は原告OLが不倫をしていたことを知らず、そのことに驚き、且つ淳平の胸倉を掴むが、「勝ちたいんでしょ?あなたも。依頼人は嘘をつく、鉄則でしょう」と言い捨てる淳平。彼のやり方に腹を立てた京子は「あなたは最低の弁護士です」と言うが、意外にも淳平は「俺もそう思ってる」と返すのだった。
===第4話 透明な戦術===
 
===第5話 小さな目撃者===
===第2話 そこまでして勝ちたいか!===
===第6話 72時間の逆転劇===
京子は医療過誤の原告を弁護することとなり、狩部弁護士との共同とはいえ初めての大きな事件に張り切る。被告病院側の弁護は淳平が引き受ける。京子は、患者死亡直後に病院を辞めた西崎看護婦から担当医師・矢崎の投薬指示書を手に入れ、それには適量の10倍の数値が書かれており、原告有利かと思われた。しかし、矢崎の筆跡を練習した淳平は法廷で本物そっくりに薬の投薬数値を再現し、自分でも書けたのだから投薬指示書は矢崎以外の誰かが書いた可能性があるとして原告提出の証拠の証拠力を低下させる。出所を秘密にすることを条件に証拠を手に入れた京子は反論できず、淳平は28連勝する。我慢がならない京子は法廷の外で思わず淳平に殴りかかるが、淳平は涙を流す彼女の拳を掴んで「真実は1つだ、でもそれを明らかにすることが正しいと俺は思っていない」と言うのだった。
===第7話 疑惑の法律事務所===
 
===第8回 告発===
===第3話 奴は、弁護士じゃない===
===第9話 正義をなくした一人の弁護士===
京子は初めて1人で弁護をすることとなったが、それはセクハラ訴訟の被告だった。被告は大学教授・中村で、原告は教え子である女性助教授・松浦([[松田美由紀]])だが、教授はセクハラの事実を完全に否定する。原告側弁護人は平瀬([[小木茂光]])という48連勝中の凄腕渉外弁護士。淳平は大内から、平瀬が所属する城南法律事務所からクライアントを奪われぬように平瀬を潰すよう言われ、原告を敗訴させる証拠を掴み、これを石田学を介して京子に渡す。松浦はセクハラをでっち上げて中村を追い落として自分が教授になろうとし、平瀬は中村の研究を松浦に引き継がせてクライアントのバイオ系企業に売り込むつもりであった。京子は、中村を罠に嵌めてセクハラの濡れ衣を着せようとしたが失敗したことを電話で平瀬に伝える松浦の会話が入ったマウスの実験ビデオを提出して、平瀬・松浦の謀略を明らかにし、初勝利する。京子は石田に礼を言うが、ビデオに会話が録音されていることを示唆する電話の通話時刻記録を渡したのが淳平だと石田は言い、京子は驚く。
===第10話 判決===
 
===第4話 透明な戦術===
画家・東海林悟(故人)の絵画三部作の著作権をめぐる裁判の被告弁護を任される淳平。著作権関係が得意な戸川は淳平のサポートに回るよう大内から言われ、戸川は淳平の弱みを握ろうと暗躍する。被告出版社は東海林の絵画の著作権を有していたが、彼の3部作のうち1枚について東海林の友人・佐野([[川原和久]])は「自分の描いた絵だ」と提訴した。
 
問題の絵画に佐野のサインが無いことを指摘して1回目の公判を有利に進める淳平。淳平の足を引っ張ろうとする戸川は、通常は絵画の著作権発生に登録が不要なのに敢えて登録したことを相手方弁護士に知らせ、2回目の公判ではそのことを突かれて被告側は窮地に陥る。淳平は戸川の裏切りに気付き、佐野が書いたと主張する絵のみ「月の向きが違う」ということを京子の指摘をヒントに、逆に罠を張ることにした。3回目の公判で、原告側は、佐野が書いた絵のみ月の向きが違うのはアンリ・マチスの「左を向く月」に敬意を払ったから、と言う。しかし、淳平は「そんな絵は無い」と言う。淳平はニセ情報であるアンリ・マチスの件を戸川に敢えて教え、戸川を経て原告はこれに飛びついて主張したのだ。月の向きが違う理由は、東海林が世話になっていた画廊・辻([[黒部進]])が、「そうした方が(3部作として)絵が売れる」と思い、月を描き加えるように辻から迫られたことに対する当て付けからだった。被告全面勝訴で、淳平はこれで29連勝に。淳平は京子の指摘がヒントになったことに礼を言い、少し嬉しそうな京子。直後、塚田直子と布施富雄から、淳平の父が弁護士だったが自殺したことを聞かされる。
 
===第5話 小さな目撃者===
保険会社ユニバーサル火災からの依頼がセントラルに持ち込まれる。大内は淳平を担当に付けようとするが、和解がベストだと思う淳平と、淳平の出世を嫌う戸川が石田を推したことから、石田に任されることになり、石田はパートナーになるチャンスと張り切る。被告・ユニバーサルは原告・アパレル会社から火災に基づく工場への保険金を請求されるが、火災の前々月に保険金の掛け金が増えていること、原告の経営の苦しさから保険金詐欺の可能性があった。
 
原告側弁護人は女高岡淳平と言われるやり手の江波麗([[余貴美子]])で、石田の得意な和解に応ずるタイプではない。石田は、現場近くに落ちていたジッポライターと、火災直後に工場から出てきた男にぶつかられたと言う第1通報をした伸行少年の証言を使えば、放火の可能性が高くなって刑事事件に発展し、原告が訴えを取り下げると考えた。
 
しかし、伸行は第1回公判で石田との尋問の際、この事実を証言しなかった。原告有利に傾きかけたに見えたが、傍聴席から淳平は被告副代理人としての裁判参加を申し出、これが認められる。淳平は大内から、この裁判に負ければ石田がそれ相応の責任を取らされる旨を伝えられており、独自に裁判の資料を調べていたのだ。石田に代わり、伸行への証人尋問を行う淳平。伸行と同じく父子家庭の淳平は、自分が父・謙次郎の万年筆を使いたかったことから、伸行が父の愛用するライターを使いたがっていたことを見抜き、少年はライターを使う為にタバコを買いに行ったことを明らかにする。少年が石田との尋問でそのことを証言しなかったのは、タバコを買いに行ったことが父にバレるのを恐れたからだったのだ。放火の可能性が高くなって刑事裁判に発展したため保険金支払を拒めるようになったため、ユニバーサルは勝訴した。石田は淳平に「お前のやり方は滅茶苦茶だよ。勝てばいいってものじゃないだろ」と言って法廷を出て行く。大内から「遊びの時間は終わりました。セントラル・ロー・オフィスのパートナーになって頂きます」と言われる淳平だった。
 
===第6話 72時間の逆転劇===
淳平はセントラル5人目のパートナーとなり、就任パーティが開かれるが、石田との仲はギクシャクしてしまう。京子は2回目の単独での仕事を引き受けた。中止になったメトロポリス博覧会のグッズ製作費5000万円を菊池([[山田辰夫]])商会が、発注者の大同物産に請求した事件だが、発注は口約束なので原告は不利だ。京子は淳平から大同物産の人間にも話を聞いてみるべきだとのアドバイスに従い、大同物産社員の武田という男から、発注のFAXの存在を知らされ、これを菊池社長から見せられるが、直後に菊池と武田が通謀しており、実は製品が完成しておらずFAXの日付も偽造されたことが分かった。菊池から弁護士の守秘義務をちらつかされ、どうすることもできなくなった京子は初公判を欠席し、公判は3日目に延期される。
 
京子は淳平に相談し、淳平から、彼の父が弁護士だったが依頼人の不法行為に気付いて告発しようとしたが原告がこれに気付いて訴えを取り下げたことを告げられ、真実を明らかにしつつ弁護士を辞めないで済む方法を考えるよう助言される。
 
淳平から、FAXに登録した短縮番号で送信できること教えられた京子はFAXのメンテナンス会社から不正の証拠を手に入れる。メンテナンス会社が菊池商会の短縮番号を大同物産に登録したのは6月。大同物産から菊池商会に4月に送られたFAXには宛先が入っているのに、5月に送ったFAXには宛先が無いことから、4月のFAXが偽装されたことを姫野は指摘する。偽証罪になりかねないことを悟った菊地社長は訴えを取り下げ、京子は自らの正義を貫きつつ弁護士であり続けることができたのだった。
 
===第7話 疑惑の法律事務所===
セントラルに大手商社で労災認定訴訟の被告となったビッグストーン・インターナショナルから依頼が入る。淳平はパートナーになって初めての事件として、これを引き受ける。大内は周りのパートナーが彼で大丈夫なのかと心配する中、負けられない裁判だから、と淳平を推す。今回の労災認定対象者であるビッグストーンの水沼課長につき調べる淳平。水沼は有給でも実態が出張同然で行った場所で死んだが、水沼は15回も年にパナグアに出張しているにもかかわらず、わざわざ今回だけ有給休暇で行ったこと、ビッグストーンが飛び込みでセントラルに依頼をしてきたことを不審に思う。
 
京子は塚田から、淳平の父・謙次郎が黒菱商事から、同社の不正についての口封じをする為に横領罪の罪を着せられ、謙次郎の弁護を引き受けた塚田は謙次郎の無実を証明する唯一の証拠を失くしてしまって謙次郎が有罪となったこと、淳平が大内に引き取られて育ったことを聞かされた。
 
淳平は裁判の準備を進めるにつれて、またも不審な点に気付く。水沼が帰りの飛行機に必要な前日の再予約をしておらず、ビッグストーンが用意する資料のフロッピーが真新しくて最近にバックアップされたようであることに。更に、水沼の泊まっていたホテルから届いた郵便物に入っていたフロッピーにはセントラルがビッグストーンのマネーロンダリングを引き受けていたことが明らかにされていた。石田もこのことを知って淳平に教える。これを切っ掛けに淳平と石田との仲は修復されていた。石田は、ビッグストーンが謙次郎を陥れた黒菱商事を前身としたものであることを告げるが、これ以上関わることは危険過ぎると淳平は言って立ち去る。京子も、淳平が父を殺した企業を弁護できるのか、と心配する。
 
初公判で、淳平は周囲の予想を裏切り、「被告の立証の趣旨は水沼氏が自殺をしたと言う点です」と、平然と徹底抗戦の構えを見せるのだった。
 
===第8回 告発===
水沼が睡眠前でなく入浴前に常時服用していた睡眠薬を用いていており、規定量以上の睡眠薬を飲んだ可能性があることを淳平は指摘。淳平の手腕に岩淵は満足し、直に礼を言う。
セントラルにビッグストーンから億単位の金が入り、そのまま戻されており、水沼がこれを担当していた。このマネーロンダリングの真実は黒菱商事時代からなされていた不正につながるものと考えられ、を明らかにしなければ弁護士になった意味が無い、と考える淳平を石田は心配する。しかし淳平は「KI」「CO」「MA」の意味が分からなかった。
 
水沼の未亡人に呼ばれて自殺の点を問いただされる淳平は、彼女に、水沼が不正行為の内容を遺書に書いた筈だが、遺書を誰かがもみ消した可能性があることを示唆する。一方、戸川は大内らパートナーにマネーロンダリングの事実を指摘するが、彼女の名義でずっとこれが行われていることを逆に突かれ、脅されてしまう。
 
淳平は第2回公判では特に主張しなかったが、これは時間稼ぎであり、更に岩淵と会って、岩淵とは15年前の父の法廷でも会っていることをほのめかすが、自分は父のような弁護士ではない、と言って岩淵を信用させようとする。
 
大内は塚田と会い、「依頼人の利益にしたがって行動する」大内のやり方と、「真実を明らかにする」謙次郎のやり方のうち、どちらが正しいかは淳平が今後如何に行動するかで決まる、と告げる。塚田は、淳平が父と同じ行動に出た場合に大内が淳平を謙次郎と同じ目に遭わせるのではないか、と恐れる。
 
第3回公判前日に水沼の未亡人と会う淳平。水沼がパナグアに行く前に「献体の承諾書」の話を突然していたことを知る淳平。そして、淳平は京子と石田からのFAXで、「KI」がキドニー(腎臓)、「CO」がコーニア(角膜)、「MA」がマロウ(骨髄)を意味し、不正が臓器売買だったことを確信する。怒りに震える淳平は、「全て知っていたんですね」と大内に詰め寄る。「どうするつもりですか?告発ですか?」と返す大内。淳平は「証拠は全て揃っています」と。
 
翌日の朝、法廷に向かう淳平は大内の罠にはまり、ビッグストーンから横領容疑で告発されている旨を告げられ、地検に任意同行されてしまう。淳平のいない法廷では、戸川が被告代理人となっていた。
 
===第9話 正義をなくした一人の弁護士===
淳平が検察で取り調べられる一方、戸川は法廷で水沼が1億円の生命保険を契約しており、遺書が見つからなかったのは、自殺と判断されて保険金が妻に下りないことを恐れたためだと主張。4千万円までなら、と和解を持ちかけ、あっさり和解が成立する。石田は淳平の弁護を大内に申し出るが、淳平が訴訟費用として預かった300万円のうち、200万円が淳平の口座に振り込まれていることは間違いなく、セントラルとしても淳平を庇うことはできない、と却下される。京子も地検を訪ねて淳平との接見を求めるが、検事に断られる。
 
淳平は横領の容疑があるなら、銀行への振込用紙くらいはある筈だ、と反論。一度釈放される淳平を迎えに来る京子と石田。今日の任意同行は公判に淳平を立たせないためのものであり、2人に危険が及ぶことを恐れる淳平だったが、2人の覚悟を知り、自宅に招きビッグストーンが臓器売買に手を染めていることを告げる。そこへ淳平の家に検察が令状を用意して淳平を逮捕しに来た。「石田先生、コートを取って頂けませんか」と言って、その隙に淳平は臓器売買のフロッピーを石田の上着ポケットに忍ばせるが、あっという間に淳平は逮捕され、家宅捜索がなされる。検察と一緒に多くのマスコミが詰め掛けていることから、大内がわざと淳平を釈放して、マスコミに逮捕シーンを大々的に報じる作戦だったのだと京子は気付く。
 
淳平の無実を証明すべく、京子、石田、塚田、直子、布施が協力することになる。振り込み書類の筆跡が淳平のものだとされており、偽造を立証することが困難である以上、淳平が問題の口座への振込依頼書を出せなかったことを証明する必要があるが、銀行は書類の提出を拒む。京子は接見した淳平から「オープンカーの幌を閉めるの忘れてきたから閉めてきて」と出たヒントを思い出し、淳平の車から高速道路の駐車券を見つけ出し、日本道路公団の通行記録から淳平が振込に行けなかったことを証明することに成功する。
 
証拠不十分で釈放される淳平だったが、既に大内が弁護士会の脱会手続を済ませており、淳平はもう弁護士ではなかった。セントラルに入る際、出処進退の委任状を大内に託していたため、大内が勝手に手続を取ったのだ。心配になって淳平宅で待つ京子に、淳平は「弁護士じゃなくたって、バッジなんかなくたって戦える」と闘志を燃やすのだった。
 
===第10話 判決===
塚田に、大内の息のかかっていない検事を紹介するよう頼み、郷田([[古尾谷雅人]])検事を紹介され、大内を脱税及び所得税法違反で告発する淳平。郷田は謙次郎の刑事裁判での検事でもあった。セントラルでは検察による捜索がなされ、大内は逮捕される。
 
第1回公判で大内は起訴状の内容の一切を否定する。岩淵は、「脱税くらいなら認めてしまってもよいのでは」と、下手に否認して臓器売買が露見するのを恐れる。大内が戦おうとしている相手は検察ではなく淳平であるかのようだった。
 
水沼の弔問客には臓器売買に関与している医者がいるとにらんだ淳平は、佐藤医師というそれらしき人物に行き着き、臓器売買の確信を得る。第2回公判では、郷田が設立間もないビッグストーンから多額の資金がセントラルに振り込まれ、しばらくしてビッグストーンにそのまま返されていることを指摘するが、大内は法律事務所が企業の経理残務の手助けに過ぎない、と反論。更に郷田は、かかる多額の資金はビッグストーンが何らかの違法行為をして得たものであり、その帳簿上の処理をセントラルと大内がしたのだと主張。大内はそのようなことをする動機が無い、と否認。しかし、証人として淳平がビッグストーンの不正が臓器売買だったこと、セントラルがこれで得た金のマネーロンダリングをしていたことを摘示し、法廷はざわめく。
 
淳平は刑事訴訟規則124条に基づき、対質を行う。弁護士や検事ではなくとも自ら被告人に尋問をできる、という制度だ。最初は水沼氏も医師も臓器売買に関わることを望んではいなかったが、金に目がくらんで殺人さえするようになったこと、水沼がそのことを悔いて自殺したこと、それを証言する医師もいること、を突きつけられる大内だが、たとえビッグストーンの違法行為が真実でも、弁護士として守秘義務があるし、自分がそれに関わる動機も理由もない、と反論。これを聞いた傍聴席の岩淵は激昂して大内を怒鳴りつけたため、裁判長([[西田健]])の指示で強制的に退廷させられる。
 
父の仇でも討つつもりか、とあざ笑う大内に、真実を明らかにすることが正義だと言う淳平、大内は「この世に100人の人間がいれば100通りの正義があるのです」と開き直る。「だから貴方は自分の正義で父を裁いた。そう言いたいんですか」と反駁する淳平に、大内は何時までも死んだ人間に縛られるべきではない、と大内は言う。淳平は「いいえ、縛られているのは貴方です。貴方は父が自殺するなんて思っていなかった。無罪の証拠を隠し、父が裁判に負ければ、自分が正しかったと証明できる。貴方はそう考えた。」と急所を突く。大内は今日まで臓器売買を続け、依頼人の利益に従い、岩淵を告発しなかったことで自分が正しかったと証明したかったのだ。「だから貴方は自ら違法行為に関わることで自分を許そうとした!」大内は「私に動機は無い!」と机を叩くが、淳平は「動機はあるんです…高岡謙次郎を死に追いやったことへの後悔…それが貴方の動機です。」止めを刺す淳平。それで私を裁いたつもりか、と最後の抵抗を示す大内。「いいえ。人が人を裁くことはできません…弁護士はその手伝いをするだけです。では何が人を裁くのか?真実は1つです。真実を見失わない心、それが正義です。正義は1人1人の心の中にあるんです。皆さんにも裁判長にも弁護士にも。大内先生、貴方にもある筈です。私はそう信じています。」淳平の熱弁で審理は終了した。郷田は謙次郎が14年前の事件では無実だったことを認め、淳平に詫びる。
 
判決の日、大内は懲役3年となった。淳平の仲間達は歓声を上げて喜ぶ。弁護士バッジを取り返していた淳平はそれを握り締め、裁判所の外で待つ京子の笑顔に迎えられるのだった。
 
==その他==
匿名利用者