「シクロヘキサンの立体配座」の版間の差分

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'''いす型'''は[[シクロヘキサン]]等の環を構成する[[原子]]がすべて単結合の六員環の化合物において、すべての原子が[[ねじれ型]]の立体配置を取ったときの形を言う。従って、[[ふね型]]に対して安定な型なので、単結合の六員環の化合物のうちのほとんどの物質がこのいす型の状態で存在する。いす型の化合物は四つの原子が平行四辺形をとっており、そこから垂直な電子軌道を持つ原子を'''[[アキシアル]]原子'''、そうでない原子を'''[[エカトリアル]]原子'''('''エクアトリアル原子''')と呼ぶ。シクロヘキサンの場合にはエカトリアル水素とアキシアル水素がそれぞれ6つずつあり、1個おきにおなじ方向に電子軌道を持つ原子があり、これらは互いに反発しあっている。アキシアル原子の電子半径が大きいと反発力が大きくなるので、巨大な原子あるいは[[官能基]]はエカトリアルの位置に存在する場合が多い。
 
[[Category:化学|いすかた]]