「乳化重合」の版間の差分

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'''乳化重合'''(にゅうかじゅうごう、Emulsion polymerization)は、[[ラジカル重合]]の一つで、溶媒である水に疎水性の[[モノマー]]と乳化剤([[界面活性剤]])を加えて撹拌して乳化系([[エマルション]])とし、そこに適切な重合開始剤(通常ラジカル発生剤)を加えて行う[[重合]]法である。
 
[[高分子]][[ポリマー]])の粒子が水相中に分散した、いわゆる「[[ラテックス]]」が得られる。得られる高分子粒子の大きさは重合開始時のモノマー滴の大きさよりも小さくなる。粒子の発生機構としては以下の3種が挙げられる。
*ミセル発生 - 発生した[[ラジカル (化学)|ラジカル]]がミセル中でモノマーと開始反応を起こしてポリマーを形成する。
*均相発生 - 水相中でラジカルとモノマー分子の成長反応によって生成したオリゴマーラジカルが水相中に溶解していられなくなり、凝集し、乳化剤(界面活性剤)によって覆われる。