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'''ミクロポリフォニー'''([[英語|英]]:micropolyphony, [[ドイツ語|独]]:Mikropolyphonie)は作曲技法の一手法。
== 由来 ==
== 内容 ==
[[総譜|スコア]]に数十段を要し、その一部に各声部が[[対位法]]的な[[カノン (音楽)|カノン]]などで音響操作を行うのであるが、各声部の全体に対する影響が極めて小さいために、全体的の動きのある音響の固まりとして聞こえる一種の[[音響作曲法]]である。[[ドミートリイ・ショスタコーヴィチ|ショスタコーヴィチ]]の[[交響曲第
コンピュータ・シミュレーションで知られる[[デ
リゲティは一つ一つの声部をあくまでもメロディーとして扱ったため、[[オーケストラ]]にも好意を持って受け入れられた。リゲティはその後
ミクロポリフォニーを用いた多くの段数を伴う管弦楽曲の作曲は、手間隙がかかりすぎる上、作曲家の健康も損ないやすく、指揮台に載らないために指揮用のパート譜がいるなどの諸問題が、世界中で議論された。[[新ロマン主義音楽|新ロマン主義]]が台頭する頃には、多くの段数を用いる作曲が[[前衛音楽|前衛]]の象徴のように捉えられて、用いる作曲家は激減した。しかし、多くの情報量を詰め込むにはそれだけの楽譜の段数が必要になることも判明しており、要所で極端な段数を用いる作曲家も少なくない。
== 日本における研究 ==
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[[南西ドイツ放送]]局ではリゲティ作品をラジオ放送することも多く、日本では[[武生国際音楽祭]]での紹介が近年見られた。
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{{Classic-stub
[[Category:対位法
[[Category:現代音楽]]
[[eo:Mikropolifonio]]
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