「兵隊シナ語」の版間の差分

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兵隊シナ語の歴史は古く、日清戦争のときにも存在していたらしいが当時のそれがどのような物なのかは明らかでない。同様の物として、[[シベリア出兵]]時の「兵隊ロシア語」など、さまざまなピジン言語の萌芽が存在した可能性があるが、詳細は不明である。
 
兵隊シナ語は、中国での中国人との会話に使用されただけではなく、[[内地]]の兵営においても使用された。兵営内においては「自分が中国戦線帰りの古参兵である」ことをひけらかす事になるため、主として古参兵が自らの軍歴を誇示するために使用される。勿論、いかに古参兵であっても、中国戦線に参加した事の無い者は「兵隊シナ語」を使用する事はできなかった。但し、下士官の場合は兵隊シナ語を無理に使用して経歴をひけらかす必要もないため、意識して使われる事は少なかったようである。一方、これを耳にした中国人の間では、これが「日本語」であると解されることが多かったといわれる。また、「開路」などの言葉は中国で日中戦争に関する映画などによって広がれ、一般彙として使われるようになった。
 
=== 特徴 ===