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リベーラはスペインの画家ではあるが、若くしてイタリアに渡り、生涯の大半をナポリで過ごして、ついに母国に帰ることはなかった。当時のナポリはスペイン副王の支配下にあり、いわばスペインの飛地領土になっていた。リベーラはナポリで代々の副王の庇護を受けつつ、聖人、殉教者などを[[ミケランジェロ・メリージ |カラヴァッジョ]]風の劇的な表現で描いた。イタリア人たちからは「スパニョレット」(小さなスペイン人)のあだ名で呼ばれたという。
 
彼は1591年、バレンシア近郊のハーティバに生まれた。修業時代のことはよくわかっていないが、記録から、[[1616年]]にはローマで画家として活動していたことがわかっており、かなり若い時にイタリアに渡ったものと思われる。
 
作品の大部分は宗教画で、聖人、殉教者像を得意としている。明暗の対比を強調した画面構成、老いた聖人の衰えた肉体やたるんだ皮膚をも美化せずに容赦なく描写する写実表現にはカラヴァッジョの影響がうかがえる。『聖バルトロマイの殉教』(題名は『聖フィリポの殉教』とする資料もあり)はこうした画風の代表作である。
 
===代表作『えび足の少年』===
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