「定性分析」の版間の差分

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→‎構造の特定: 構造解析の例示
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構造が簡単な分子やイオンの同定は、各種クロマトグラフィーの溶出時間の標品との比較など少数の物性の測定だけからできることもある。だが複雑な分子になると、NMRなど多様な方法を駆使しないと構造が決まらない場合が増える。このように化学構造そのものを決定することで物質の種類を特定することを構造解析または構造決定という。
 
さらに構造解析という言葉は、定性分析の範囲を越えて、詳細な化学構造の解析を行うことをも指していることがある。さらに構造解析という言葉は、定性分析の範囲を越えて、詳細な化学構造の解析を行うことをも指していることがある。例えば分子同士の位置関係を解析する[[X線回折|結晶構造解析]]や溶液の[[動径分布関数]](radial distribution function)の解析、ひとつの分子内の電子状態や振動回転状態の[[分子スペクトル]]等による解析などである。<ref>{{ citation
| title=山口一郎『物理化学I-構造化学・量子化学-』朝倉書店〈現代化学講座〉、1987年02月、ISBN 978-4-254-14531-1
| url=http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-14531-1/
}}</ref>などである。
 
== 参考文献 ==
<references />
 
==関連項目==