「旧千燈寺跡」の版間の差分
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== 旧千燈寺跡 ==
旧千燈寺跡は千燈岳および不動山の中腹にあり、大分県の史跡に指定されている。
=== 西行返し ===
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=== 伽藍跡 ===
西行返しからさらに進むと、伽藍跡に着く。千燈寺の伽藍跡には堂宇はなく、中心となる護摩堂跡に一対の'''仁王像'''が立ち、各所に石垣が残るのみである。仁王像は、一枚岩に半肉彫りにされた珍しいもので
=== 奥の院 ===
伽藍跡からさらに約500m登ると、'''奥の院'''がある。奥の院は岩壁に穿たれた岩屋の中に嵌め込まれるように建てられており、本尊の[[千手観音|千手観世音菩薩]]像が安置されている。奥の院の左手には、仁聞が入寂したといわれる窟があり、'''枕の岩屋'''と呼ばれている。また、周囲には六所権現などもある。
=== 千燈墓地 === 伽藍跡から奥の院とは別の方向に登るか、奥の院から山道を抜けると千燈墓地に着く。ここには仁聞の墓と伝えられる'''仁聞国東塔'''(総高2.65m、大分県有形文化財)や、千基に及ぶ五輪塔群がある。 === 五智の岩屋 ===
五輪塔群からさらに登ると、不動山の登山口に出る。不動山は山全体が西不動、五辻不動(いつつじふどう)などと呼ばれる霊場となっており、その中腹には五智(ごち)の岩屋と呼ばれる窟がある。岩窟に近づくには両側が切り立った狭い岩場を、鎖を頼りに登る必要がある。半分は岩屋に嵌め込まれるように、半分は崖に迫り出すようにして堂宇が建っている。ここは旧千燈寺跡の中でも特に展望の利く場所で、姫島を遠望できる。
=== 尻付岩屋 ===
千燈石仏付近には、尻付岩屋がある。県道沿いの崖を穿った中に堂宇が建っており、仏像が安置されている。
== 外部リンク ==
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