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=== 外交・安全保障 ===
[[タカ派]]であり、介入主義的な傾向を持つ。ブッシュ大統領の「自由とデモクラシーの価値観を世界に広める」「全ての圧政の打倒」といった主張を支持し、いわゆる[[新保守主義 (アメリカ)|ネオコン]]の外交思想と通ずる部分も多い。現実に、同勢力の論客である[[ウィリアム・クリストル]]や[[ジョン・ボルトン]]はマケイン支持を表明している。[[イラク戦争]]については「[[サッダーム・フセイン|フセイン]]独裁打倒」という点から支持、[[2002年]]には[[ジョー・リーバーマン]]らと共に、イラクへの武力行使を可能とする決議を提出した。具体的なイラク政策においては、[[ドナルド・ラムズフェルド]]前国防長官を「米国史上最悪の国防長官」として強く非難したことがあるが、これは「少数精鋭・ハイテク兵器至上主義戦争論」に対し向けられたもので、マケインは一貫してイラク平定には数十万人の兵力が不可欠と主張し続けており、2007年の増派も強く支持した(後述)。兵力増強については、[[米軍]]とりわけ[[米国陸軍]]が開戦前から主張しながらラムズフェルドにことごとく退けられてきた経緯があり、[[ブッシュ政権]]初期の際に陸軍参謀長を務めていた[[エリック・シンセキ]]は兵力増強を巡るラムズフェルドとの対立からその職を辞している。このほか中東に関しては、イスラエルを強く支持し、[[イラン]]の核問題を巡っては、[[CBS]]に出演した際、最終手段として限定的空爆も排除すべきでないとしている。また、親[[イスラエル]]派でもあり、中東におけるイスラエルの軍事的優位の維持やイスラエル軍による[[パレスチナ]]内での軍事作戦を支持しており、[[エルサレム]]分割案にも反対している。
 
介入主義的傾向は東アジアに対しても向けられる。マケインは[[ウラジーミル・プーチン|プーチン]]大統領のロシアに対する最も厳しい批判者として知られ、その言論弾圧・政敵の排除や[[覇権主義]]的な外交を非難、[[G8]]の一員としての資格にも疑問を向けた。[[ミャンマー]]の軍事政権への支援を巡っては、日本の[[川口順子]][[外務大臣|外相]](当時)を名指しで糾弾した。また対北朝鮮外交の強硬派であり、食糧支援や韓国の宥和政策を厳しく批判したこともある。[[ウクライナ]]では[[オレンジ革命]]を支援した(この動きを支援した同じ名前の[[NGO]]の代表であった。現在も中枢にいる)。