「海坂藩」の版間の差分

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藤沢作品の舞台となる地方の小藩は、架空・無名であるための普遍性と、北国の風土に根ざした特殊性をあわせ持っている。
 
地理的・歴史的な描写の共通性や、織り込まれた郷土の食べ物などから、藤沢が描いた「海坂藩」をはじめとする架空の小藩は、しばしば[[庄内藩]]と同一視されており、このことは作者が没する前後から強く意識されるようになった。

「海坂もの」ファンの[[井上ひさし]]等は、海坂藩城下図を作成している。また、藤沢が没した際、葬儀([[1997年]][[1月30日]])で井上が読んだ弔辞は、「海坂藩に感謝」と題されていた。

地元のファンによって、作品描写のモデルとなったと思われる鶴岡市内・近郊の場所を案内する「藤沢周平ゆかりの地図」がまとめられており、[[鶴岡市]]も関連箇所を整備して観光に便宜を図っている。21世紀に入ってから映像化された作品のうち、映画『[[たそがれ清兵衛]]』『[[隠し剣 鬼の爪]]』『[[武士の一分]]』『[[山桜 (映画)|山桜]]』、映画・テレビドラマ『[[蝉しぐれ]]』の舞台が「海坂藩」であり、これらの作品では庄内地方での撮影も行っている。
 
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