「1950年イギリスグランプリ」の版間の差分

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この当時のスタート時の並びは後年のような2-2-2(2列縦列)ではなく、4-3-4(最前列に4台、次列に3台、以降繰り返し)であった。24台が参戦し、21台が決勝に出走した。
 
結果は、[[アルファ・ロメオ|アルファロメオ]]のティーポ158に搭乗したこの年の王者でもある[[ジュゼッペ・ファリーナ]]が1分50秒8で獲得した予選1位から勝利を収め、記念すべきF1初レースの優勝者として名前を残している。2位は同じくアルファロメオのルイジ・ファジオーリ、3位にはこれまたアルファロメオのレグ・パーネルが入賞し、1位から3位までが全てアルファロメオのティーポ158が占めた。
 
また、F1世界選手権開催を記念して、英王室から当時の国王[[ジョージ6世 (イギリス王)|ジョージ6世]]とエリザベス皇后、マーガレット王女の計3人が観覧に訪れた。[[サーキット|ピット]]も同様だったが、鉄パイプとビニールシートから急遽建造された、マーシャル小屋と見紛う一坪ほどのロイヤルボックスからレースを観戦したが、平坦なシルバーストン・サーキットは床高1メートル弱であるこの急造ロイヤルボックスでも十分に一望できたという。前座レースのF3レースが行われたあと国王夫妻はコースをゆっくり1周し、その後F1のスタートが切られた。レース終了後、優勝したジュゼッペ・ファリーナを祝福、ジョージ6世自らが優勝トロフィーを授与した。