「1956年全米選手権 (テニス)」の版間の差分
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2008年7月11日 (金) 10:20時点における版
1956年 全米テニス選手権に関する記事。
大会の流れ
- 1881年から1967年まで、全米選手権は各部門が個別の名称を持ち、大会会場も別々のテニスクラブで開かれた。これが他の3つのテニス4大大会と大きく異なる点である。
- 男子シングルス 名称:全米シングルス選手権(U.S. National Singles Championship)/会場:ニューヨーク市クイーンズ区フォレストヒルズ、ウエストサイド・テニスクラブ (1924年-1977年)
- 女子シングルス 名称:全米女子シングルス選手権(U.S. Women's National Singles Championship)/会場:フォレストヒルズ、ウエストサイド・テニスクラブ (1921年-1977年)
- 男子ダブルス 名称:全米ダブルス選手権(U.S. National Doubles Championship)/会場:マサチューセッツ州ボストン市、ロングウッド・クリケット・クラブ (1946年-1967年まで)
- 女子ダブルス 名称:全米女子ダブルス選手権(U.S. Women's National Doubles Championship)/会場:ボストン、ロングウッド・クリケット・クラブ (1946年-1967年まで)
- 混合ダブルス 名称:全米混合ダブルス選手権(U.S. Mixed Doubles Championship)/会場:フォレストヒルズ、ウエストサイド・テニスクラブ (1942年-1977年)
- 1967年までは、男子ダブルス・女子ダブルスの2部門がボストンの「ロングウッド・クリケット・クラブ」で開かれ、他の3部門(男女シングルス・混合ダブルス)はフォレストヒルズで行われた。
- 前年度まで実施されていた男女シングルスの「アメリカ人シード選手」と「外国人シード選手」が廃止され、本年度からは国籍に関係なく8名ずつを選出するようになった。(当時のウィンブルドン選手権でも、男女シングルスのシード選手は8名であった。)
シード選手
男子シングルス
- オーストラリア ルー・ホード (準優勝)
- オーストラリア ケン・ローズウォール (初優勝)
- アメリカ合衆国 ハミルトン・リチャードソン (ベスト8)
- アメリカ合衆国 ビック・セイシャス (ベスト4)
- オーストラリア ニール・フレーザー (ベスト4)
- オーストラリア アシュレー・クーパー (ベスト8)
- スウェーデン ウルフ・シュミット (3回戦)
- アメリカ合衆国 ディック・サビット (ベスト8)
女子シングルス
- アメリカ合衆国 シャーリー・フライ (初優勝)
- アメリカ合衆国 アリシア・ギブソン (準優勝)
- アメリカ合衆国 ルイーズ・ブラフ (ベスト8)
- アメリカ合衆国 ドロシー・ヘッド・ノード (ベスト8)
- アメリカ合衆国 マーガレット・オズボーン・デュポン (ベスト8)
- イギリス シャーリー・ブルーマー (ベスト4)
- アメリカ合衆国 ベティ・ローゼンクエスト (ベスト4)
- アメリカ合衆国 ダーリーン・ハード (ベスト8)
大会経過
男子シングルス
準々決勝
- ケン・ローズウォール vs. ディック・サビット 6-4, 7-5, 4-6, 8-10, 6-1
- ビック・セイシャス vs. アシュレー・クーパー 9-7, 3-6, 9-7, 10-12, 6-4
- ルー・ホード vs. ロイ・エマーソン 8-6, 6-3, 7-5
- ニール・フレーザー vs. ハミルトン・リチャードソン 3-6, 6-3, 6-2, 6-4
準決勝
- ケン・ローズウォール vs. ビック・セイシャス 10-8, 6-0, 6-3
- ルー・ホード vs. ニール・フレーザー 15-13, 6-2, 6-4
女子シングルス
準々決勝
- シャーリー・フライ vs. マーガレット・オズボーン・デュポン 6-2, 4-6, 6-2
- シャーリー・ブルーマー vs. ルイーズ・ブラフ 6-3, 6-3
- アリシア・ギブソン vs. ダーリーン・ハード 9-7, 6-1
- ベティ・ローゼンクエスト vs. ドロシー・ヘッド・ノード 4-6, 6-0, 6-2
準決勝
- シャーリー・フライ vs. シャーリー・ブルーマー 6-4, 6-4
- アリシア・ギブソン vs. ベティ・ローゼンクエスト 6-1, 10-8
決勝戦の結果
- 男子シングルス: ケン・ローズウォール vs. ルー・ホード 4-6, 6-2, 6-3, 6-3
- 女子シングルス: シャーリー・フライ vs. アリシア・ギブソン 6-3, 6-4
- 男子ダブルス: ケン・ローズウォール& ルー・ホード vs. ビック・セイシャス& ハミルトン・リチャードソン 6-2, 6-2, 3-6, 6-4
- 女子ダブルス: ルイーズ・ブラフ& マーガレット・オズボーン・デュポン vs. シャーリー・フライ& ベティ・ローゼンクエスト 6-3, 6-0
- 混合ダブルス: ケン・ローズウォール& マーガレット・オズボーン・デュポン vs. ルー・ホード& ダーリーン・ハード 9-7, 6-1
外部リンク
- 全米オープンの歴史 (英語、全米オープンテニス公式サイト内)
- WTAワールド・スレッド 女子シングルスの抽選表を確認できる。
参考文献
- ロジャー・M・ウィリアムズ著『全米オープン-ゲーム・セット・試合は続く』(英語、1997年刊、ISBN 0873552602、全米オープン公式出版物、タイム・ライフ・ブックス) 各部門ごとの開催地について、本書の189ページを参照した。
- バド・コリンズ著『テニスのすべて-究極のテニス百科事典』(英語、2003年刊、ISBN 0973144343、スポーツ・クラシック・ブックス) 男子シングルスの大会経過を確認できる唯一の資料。
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