「日本航空123便墜落事故/log20200516」の版間の差分

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不謹慎極まりない
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その際、[[管制官]]の「右と左のどちらへ旋回するか?」という問いに対し機長は、羽田空港へは遠回りになる「右旋回」を要求している。この事は「海山論争」として多くの議論を呼ぶ。
 
[[ボイスレコーダー|コックピットボイスレコーダー]](CVR)の解析によると、異常発生から墜落まで、操作不能状態の[[操縦桿]]やペダルなど油圧系の操作は副操縦士、進路の巡視・計器類などの監視・パネルの操作・管制官との交信・クルーへの指示などは機長、[[ジェットエンジン|エンジン]]の出力調整・緊急時の電動による[[高揚力装置|フラップ]]とギアダウン、日航との社内無線交信、さらに副操縦士の補助は航空機関士がしていたと推測されている。異常発生直後から油圧操作の効果がほとんど無いにもかかわらず繰り返し操縦桿での操舵を試みるなど、クルーは操縦不能になった理由を最期まで把握できていなかった模様である(操縦席から尾翼部分は目視できないため、把握できなかったのは致し方ない)。また、油圧系統全滅を認識しながらもクルーは油圧での操縦を試みている。
 
CVRには18時24分12秒から18時56分28秒までの32分16秒間の音声が残っている。はじめに残っていた音声は「最初の衝撃音」直前の客室とコックピットとのやり取りだった。本来当時のCVRは30 分の 1/4 インチ・エンドレステープレコーダー (始点と終点の無い輪になったテープを巻いて用いるもの)であったが、30分を超える録音が残っているのは、<!--経年劣化による「伸び」により-->たまたまテープに余分があったためである<ref>『悲劇の真相-日航ジャンボ機事故調査の677日』 鶴岡憲一 北村行孝 [[読売新聞社]]</ref>。