「ウィリアム・ゴドウィン」の版間の差分
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== 思想 ==
カルヴァン派の牧師であった経歴はゴドウィンを理解する場合重要である。
このような前提により、ゴドウィンは政府のない社会・富の平等な分配を要求する。しかし、その手段としては理性と説得により社会の成員の合理的な同意を得ることしか提示せず、「貧困」の問題については何らの重要性もおいていない。食糧や財よりも、個人の知性・道徳を進歩させるための「余暇」を真の富だと、ゴドウィンは考えていた。この抽象的な経済観念に対し、経済学者[[トマス・ロバート・マルサス|マルサス]]が『人口論』を書いて、富の平等な分配が不可能であると論じたことは有名である。
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