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'''ホーボー'''(Hobo)は、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]で19世紀の終わりから20世紀初頭の世界的な不景気の時代、土地から土地へ働きながら渡り歩いた[[渡り鳥]]労働者のこと。[[ホームレス]]の[[サブカルチャー]]の一員。
 
[[鉄道]]に無賃乗車を決め込みながら、時には追い立てられ、アメリカの自由なフロンティア・スピリットを自らに体現し、文学や音楽の世界で多くの人が彼らに憧れと共感を示した。[[ボブ・ディラン]]、[[ウディ・ガスリー]]など[[フォークソング|フォーク]]をベースにした音楽を作った人たちには、ホーボーを歌った曲、タイトルがある。日本でも[[川村かおり]]に「ホーボー・ブルース」という曲がある。
 
文学上では、[[ジャック・ロンドン]]の『ザ・ロード』、[[ジョン・スタインベック]]の『[[二十日鼠と人間]]』、[[ドス・パソス]]の『USA』、[[ジャック・ケルアック]]の『[[路上 (小説)|路上]]』などが有名。なかでもジャック・ケルアックの『路上』は、若者に多くの共感者を見出し、[[ビートニクス]]・ジェネレーションという精神的な運動を生み出した。短編小説の名手、[[オー・ヘンリー]]の作品のなかにもホーボーを描いたものがある。
 
映画では、「北国の帝王」(主演:[[リー・マーヴィン]])が、列車の屋根に無賃乗車したホーボーとそれを取り締まる冷酷無慈悲な車掌との対決を描いて、その生活の実際をよく見せている。