「ラモラック」の版間の差分

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また、ラモラック卿は[[モルゴース]]との恋愛でも知られる。一度など、[[グィネヴィア]]王妃とモルゴースのどちらが美しいかでメレアガンス卿と決闘におよんでいる。これを仲裁に来たはずのランスロット卿も争いの原因を知ると、ランスロット卿もグィネヴィア王妃の方が美しいと主張して、ラモラック卿に決闘を挑んでしまう。結局、この争いはプリオベス卿が「自分の愛する貴婦人が一番美しいと思うのが当然でありどちらの発言も正しく、争うべきではない。仲直りして欲しい」との仲裁を受けたことで場は収まった(マロリー版9巻13章)。
 
ただ、ラモラック卿がモルゴースと関係を持つことに対し、モルゴーの子である[[ガヘリス]]卿たちは不快と感じていた。ラモラック卿はモルゴースの夫であり、ガへリス卿・[[ガウェイン]]卿にとって父の仇であるペリノア王の息子だったからである。ついにガへリス卿は二人が同衾中に押し入り、モルゴースを殺害してしまう。このとき、武装していなかったラモラック卿を殺すのは騎士道にもとるということでラモラック卿は殺されずにすんだが、ガウェイン卿らとラモラック卿の対立は深刻化する。
 
しかし、サールースで行われた槍試合後、ガウェイン卿、アグラヴェイン卿、ガへリス卿、[[モルドレッド]]卿の四人に襲撃されてしまう。槍試合直後で疲労していたこと、四対一と不利な戦いであったこともあって、ラモラック卿はガウェイン卿らに殺されてしまうのだった。