「地域社会」の版間の差分

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地域社会(ちいきしゃかい)とは、[[地縁関係]]に基づく[[社会集団]]。[[定住]]生活をしていない[[狩猟採集]]民族や[[遊牧]]民族には成り立たず、定住生活をしている[[農耕]]民族にのみ成立する。[[日本]]の場合、[[農村]]であれ[[都市]]であれ、[[神社]]を中心に成立し、先祖代々の付き合いをするものとされた。[[部外者]]に対しては極めて[[閉鎖的]]で、[[結婚]]や[[公務員]]としての[[赴任]]など正当な理由なしでは新規参入は困難である。地域社会は、[[相互扶助]]や[[防犯]]には有効であった反面、[[私生活]]への不必要な干渉や不合理な[[義理人情]]の強制など、マイナス面も多く抱えていた。しかし、[[高度経済成長]]以後、都市近郊の農村には大量の[[新中間層]]が[[転入]]し、地域社会は事実上崩壊していると言えるだろう。近年は[[犯罪]]や隣人トラブルの激増等による影響を受けて、地域社会の復活を訴える声が各方面から多く上がっている。
 
===関連項目===