「結合係数」の版間の差分

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== 結合係数の実測 ==
[[Image: Leakage mesure.gif|300px|thumb|right|漏れインダクタンスの実測 (JIS-C5321)]]
変圧器の結合係数は、JIS-C5321に定められた測定法によって自己インダクタンスL<sub>o</sub>と漏れインダクタンスL<sub>s</sub><ref>工業会測定法JIS C6435で定められるもの。</ref><ref>[[短絡インダクタンス]] (short-circuit inductance)という用語がJIS C5602で定められているが、実際に使われることはほとんどない。</ref>を実測して求める。L<sub>s</sub>は変圧器の一次巻線、または二次巻線を短絡して、他方から実測することにより得られる値である。
実測したL<sub>o</sub>とL<sub>s</sub>から結合係数kが求められる。結合係数は一次側から実測しても二次側から実測しても同じ値になる<ref>値が一致しない場合は計測誤差があるとみてよい。</ref><ref>実用的にはインダクタンスの大きい側から計測した方が正確である。つまり、降圧トランスの場合は一次巻線側から、昇圧トランスの場合は二次巻線側から計測した方が精度がよい。</ref>。