「イエメン式ヘブライ語」の版間の差分
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==歴史==
イエメン式ヘブライ語は[[ゲオーニーム]]の時代(紀元[[6世紀]]~[[11世紀]]頃)の[[バビロニア]]のユダヤ人のヘブライ語から派生した、もしくはその影響を受けた言語である。イエメンのヘブライ語の最も古い時代の文献では、[[ヘブライ語のティベリア式発音|ティベリア式]]より、バビロニア式の母音記号が多く用いられている。例えば、[[ニクダー|母音記号]]の「パタフ」と「セゴール」は、現在のイエメン式の発音では同じ音価であるが、これはバビロニア式の母音記号の表記法と合致している。しかしこのような特徴の一致から、バビロニアとイエメンのユダヤ人社会におけるヘブライ語の発音方式が、何人かの学者達が主張するように同じ方式であったと直ちに断定することは出来ない。これは[[セファルディム式ヘブライ語|セファルディム式の発音]]と[[アシュケナジム式ヘブライ語|アシュケナジム式の発音]]が、同じティベリア式の発音記号を使用していても、両者の発音の間に多くの差異があるのと同じである。事実、イエメンの文献には、母音記号「ホーラム」と「ツェーレー」が混乱して表記されているという、専らイエメンのものにしか現れない誤記も見られ、この2つの母音記号を(バビロニア式と異なり)同じ音価
==特徴==
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