「氷床コア」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
TXiKiBoT (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: pl:Rdzeń lodowy
この副助詞「づつ」は旧かな遣い
3行目:
'''氷床コア'''(ひょうしょうこあ)は[[氷床]]から取り出された筒状の氷の柱である。
 
氷は下に向かうにつれて古くなり、過去に降り積もった雪を保存している。氷床コアはコア掘削機によって[[南極]]や[[グリーンランド]]など様々な[[氷床]]・[[氷河]]の深層に向かって掘り出されており、樹木の[[年輪]]や[[堆積物]]の年縞(年に一枚つ縞状に堆積したもの)など他の自然物の記録のように、[[気候]]に関する様々な情報を含んでいる。その記録は([[地質学]]的には)短い時間だが、高精度の情報を得ることが出来る。
 
氷床コアの上層は一枚一年に相当するが、場合によっては一シーズンに一枚など、それぞれの年に降った雪が残っており、[[風成塵]]、[[火山灰]]、[[大気]]成分、[[放射性物質]]を含んでいる。氷の深度が深くなるにつれ、自重により一年分に相当する氷の層は厚さは薄くなり、年縞は不明瞭になってゆく。