「ファミリーナンバー」の版間の差分

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== 意味 ==
ブルース・ロウが創出した競走族や種牡馬族といった概念は、現在ではほとんど重要視されない(競走族の2号族からノーザンダンサーなどの大種牡馬が出現したり、2号族(競走族)と8号族(種牡馬族)の[[ミトコンドリアDNA]](mtDNA)が (mtDNA) 同じだったりする)。また、彼の分類によれば、ファミリーナンバーの少ないほど優れた競走能力を示すサラブレッドが多く、43号族が最も劣ることになるが、理論の発表から100年以上もたった現在ではファミリーナンバーの少なさと競走能力の相関関係はほとんど重要視されない(現在では勢力順位の入れ替わりも見られる)。
 
一方で[[細胞質]]は母から子へのみ伝わることが明らかになると、「持久力の原動力は[[ミトコンドリア]]をはじめとする細胞質である」として、ファミリーを重要視する者もいる。mtDNA(ミトコンサラブレッを含む[[ウマ|イエウマ]] (''Equus caballus'') のゲノムは、31対の[[常染色体]]と[[X染色体]]、[[Y染色体]]、mtDNAの、計約2.7G[[塩基対|bp]]の[[デオキシアDNA)ボ核酸|DNA]]より構成されるが、この内mtDNA (16.6Kbp) が母系に付随して継承されることが分かっている。mtDNAには[[細胞核|核]][[遺伝子]](ゲノムサイズ約2.7G[[塩基対|bp]]、[[オープンリーディングフレーム|ORF]]約2.1万(解析途中の概算))に比べると非常に小さいものの、その環状DNA中には[[アデノシン三リン酸|ATP]]合成に関わる13の[[タンパク質]]、それらタンパク質の合成に関与する24種の[[非コードRNA]]が含まれており、実際にこれらの[[ハプロタイプと距離適性や競走]]が能力に関係を見出影響研究もあ。ただかも、ミトコンドリア遺伝子は核遺伝子([[オープンリーディングフレーム|ORF]]約2万)と比較して非常に少ない、そもそも牝系の信憑性自体が怪しいこともあって疑似科学扱いされこと研究例もある。なお、mtDNAただし20-35%程度追跡調査によって、9号族以外の主要な牝系割合は言われるほど系図の信憑性は低くないことに誤り見つかっている。9号族に関してはGSB編纂時既に間違っていたことが明かになっておりmtDNAの[[ハプロタイプ]]=ファミリーナンバー大きく9号族型と12号族型2つに分かれてしってま適用できるわけではなという問題がある。
 
いずれにせよ、ファミリーナンバーはサラブレッドを整理分類する上で非常に便利なため、広く普及している。