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一般に、法然は善導の『観経疏』によって[[称名念仏]]による専修念仏を説いたとされている。法然の著書『選択集』では、各章ごとに善導や善導の師である[[道綽]]のことばを引用してから自らの見解を述べている。
 
法然においては、道綽と善導の考えを受けて、浄土に往生するための行を称名念仏を指す「正」とそれ以外の行の「雑」に分けて正行を行うように説いている。著書内で、雑行を行う[[聖道門]]の行者を盗人に例えたりするなど正行である専修念仏を行うことを強調する文面が多くある。その根拠としては『[[無量寿経#仏説無量寿経|仏説無量寿経]]』にある[[法蔵菩薩]]の誓願を引用して、称名すると往生がかなうということを示し、またその誓願を果たして仏となった[[阿弥陀仏]]を十方の諸仏も讃歎しているとある『[[阿弥陀経|仏説阿弥陀経]]』を示し、他の雑行は不要であるとしている。
 
加えて、仏教を専修念仏を行う浄土門とそれ以外の行を行う聖道門に分け、浄土門を娑婆世界を厭い極楽往生を願って専修念仏を行う門、聖道門を現世で修行を行い悟りを目指す門と規定している。また、称名念仏は[[末法]]の世でも有効な行であることを説いている。