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'''ホワイト・スター・ライン社'''（''{{lang|en|White Star Line}}''）は[[1845年]]に創業した、[[イギリス]]の海運企業である。[[タイタニック (客船)|タイタニック]]などを所有していたことでも知られている。

ホワイト・スター・ラインは[[1845年]]、ジョン・ピルキントンとヘンリー・ウィルソンが[[リヴァプール]]に設立した。当初は帆船を用いた貨物輸送に従事していたが、[[1867年]]、造船王トーマス・ヘンリー・イズメイの手によって汽船会社に再編成されたのを契機に大手船舶会社へと成長した。[[オーシャン・ライナー]]といわれる数々の客船を運航させ、同じ[[イギリス]]の海運企業である[[キュナード・ライン]]と[[19世紀]]後半から[[20世紀]]初頭にかけ激しい競争を繰り広げた。[[1899年]]、トーマスの死去に伴い、息子であるブルース・イズメイがその後を引き継いだ。[[1902年]]には、[[ジョン・モルガン|J･P･モーガン]]によって、国際海運商事（IMM）の子会社となり、[[オーシャン・ライナー]]とっていわれた数々の客船を運航させ、[[20世紀]]初頭には[[キュナード・ライン]]と激しい競争を繰り広げたる。

そして[[1907年]]、[[ハーランド・アンド・ウルフ]]の会長ビリー卿はホワイト・スター・ラインの社長ブルース・イズメイに、3隻の巨大客船の計画を持ちかけた。これは当時、就航して間もないキュナード・ラインの豪華高速客船[[ルシタニア号事件 (客船)|ルシタニア号]]とその姉妹船[[モーリタニア (客船・初代)|モーリタニア号]]に対抗するためであった。こうして建造されたのが、[[オリンピック (客船)|オリンピック号]]、[[タイタニック (客船)|タイタニック号]]、[[ブリタニック (客船・2代)|ブリタニック号]]である（3隻をまとめて、[[オリンピック級客船|オリンピッククラス]]と呼んでいた）。

しかし。、[[タイタニック (客船)|タイタニック]]号は処女航海中に氷山との衝突で[[沈没]]、[[ブリタニック (客船・2代)|ブリタニック号]]も[[第一次世界大戦]]中に機雷に触れ沈没、[[オリンピック (客船)|オリンピック号]]は[[事故]]が多発していた。経営は次第に悪化していき、 [[1926年]]、船舶の競争に関心をなくしたIMMはホワイト・スター・ラインを王立郵船（ロイヤルメール）に売却。王立郵船の社長キルサント卿が、ホワイト・スター・ライン・リミテッドという別会社を設立し、た。[[1934年]]、ホワイト・スター・ラインは[[キュナード・ライン]]に吸収合併された。その際、社名が「[[キュナード・ホワイト・スター・ライン]]」に変更された。吸収合併の翌年には、オリンピック号が引退している。

* [[タイタニバルチック (客船)|バルチック号]]（1871年）

* [[オアドリンピアティック (客船・初代)|アドリアティック号]]（1872年）

* [[ブリタニック (客船・初代)|ブリタニック号]]（1874年）

* [[ブリタゲルマニック (客船・2代)|ゲルマニック号]]（1875年）

* [[ブリタテュートニック (客船・3代)|テュートニック号]]（1889年）