「歴史人口学」の版間の差分

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速水融以前の先行研究(高橋、関山)が無視された記述なので修正。少なくとも宗門人別改帳の研究は速水融が始めたものでない。
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この学問は[[フランス]]の歴史学者[[ルイ・アンリ]]によって確立された。キリスト教教会の教区簿冊(parish register)の分析によって個々人の出生・結婚・死亡を調べそれを集めて人口の微視的な変遷を調べる。
 
<!--日本には[[速水融]]により導入された。[[-->日本の場合は宗門人別改帳]]という良質な史料があったのでその研究によって数々の成果が得られた。例えば[[17世紀]]の爆発的な人口増加や出稼奉公による都市と農村の関係性などである。これらは近世[[社会史]]に新しい視点をもたらしている。
 
[[1995年]]、文部省(現・[[文部科学省]])の助成により[[速水融]]が中心となって「ユーラシア社会の人口・家族構造比較史研究」(ユーラシア人口・家族史プロジェクト)が行われた。これは[[日本]]、[[中華人民共和国|中国]]、[[イタリア]]、[[ベルギー]]、[[スウェーデン]]などが参加する国際共同研究プロジェクトである。
 
== 参考文献 ==