「今鏡」の版間の差分

編集の要約なし
 
== 評価 ==
王朝末期から[[中世]]への過渡期において政治的・社会的大きな変動があったにもかかわらず、政治への関心は薄く、儀式典礼や風流韻事など学問・芸能に重点を置く記述を貫いている。その一方で記述は歴史的事実に対して比較的忠実である。また、当時の物語に対する批判(『[[源氏物語]]』を書いた[[紫式部]]が[[妄語戒]]によって[[地獄]]に堕ちたとする風説)に老が反論する場面が盛り込まれるなど、仏教戒律を重んじて[[極楽往生]]を願うという当時の社会風潮が物語としての創作性を抑制したとする見方もある。
 
== 注釈書 ==
*『今鏡全釈』海野泰男(訳注)(パルトス社)
*『講談社学術文庫 今鏡(上・中・下)』竹鼻績(訳注) ISBN 4061583271 ISBN 406158328X ISBN 4061583298
 
== 参考文献 ==
*蔦尾和宏「『今鏡』はなぜ「つまらない」のか-その文学的方法を巡って-」(所収:義江彰夫 編『古代中世の史料と文学』(吉川弘文館、2005年) ISBN 978-4-642-02444-0)
 
== 関連項目 ==