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Botev (会話 | 投稿記録)
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'''虚辞'''(きょじ) とは、[[文]]の中に用いられる、それ自体は[[意味]]のない[[語]]の総称である。
 
あると[[文法]]的に正しい文になる文法的虚辞と、文法的には不要であるが話者の気持ちを表現するなどの目的で用いられる[[修辞]]的虚辞に分けられる。以下のような例がある。
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==修辞的虚辞==
===虚辞の ne===
フランス語の ne は本来否定を示す語であるが、意味的に否定ではない文に現れることがあり、これを虚辞の ne という。ne はくてもく、意味は変わらない。これは論理的な否定ではなく、否定的な思いを表現するためと説明される。[[接続詞]] que のあとに用いることが多い。なお通常の[[フランス語の否定文]]では ne と共に pas などの否定語を用いるが、虚辞の ne は単独で用いる。
 
*比較で「そんな程度ではない」という気持ちを示す。
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*: J'ai peur qu'elle (ne) pleuve. 「彼女が泣かないか心配だ」
 
日本語、「ではないかと思う」(基本的には「だろうと思う」と同じ意味だが、積極的でないことを示す)という言い方もこれに似ている。
 
このほか、意味のない語を付け加える修辞技法を虚辞ということもある。