「高エネルギー天文学」の版間の差分

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CP非保存の発見で[[ノーベル物理学賞]]を受賞した[[ジェイムズ・クローニン]]教授が率いる[[アメリカ国立科学財団]]及び[[プリンストン大学]]のチームは南半球[[アルゼンチン]]のパンパ地域にAGASAの30倍規模の観測装置を建設し運用を開始(オージェ計画)。このオージェ計画では、[[光電子増倍管]]をパンパ地域の各所に設置して、各観測点を光ファイバーで接続したシステムによって、高スピードで地球の大気に衝突する、[[チェレンコフ光]]を捉える観測計画のことである。
 
日本の[[宇宙線研究所|東京大学宇宙線研究所]]と[[ユタ大学]]、韓国の天文宇宙科学研究所、ロシアの原子核物理学研究所からなる研究チームは、北半球米国ユタの砂漠にAGASAの10倍規模([[琵琶湖]]の湖面より広い、700平方キロメートル)の観測装置の運用を開始した(スーパー宇宙線望遠鏡計画)。これは、700平方キロメートルの砂漠に500台からなる[[光電子増倍管]]([[浜松ホトニクス]]の商標だと、[[光電子倍増管]])を設置し、宇宙誕生期に生じた可能性のある、高スピードの[[宇宙線]]が大気との衝突によって生じる[[チェレンコフ光]]を観測することで、宇宙誕生の謎に迫る観測計画のことである。