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ブレイン宇宙論 2008年2月2日 (土) 14:03 を統合 (主執筆者:141.84.22.204, 信濃, Pxa)
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[[uk:Брана]]
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'''ブレイン宇宙論'''は、(我々自身を含む)標準模型相互作用が4次元世界面(ブレイン)上に閉じ込められ、重力だけが余剰次元方向に伝播できる、とする[[ブレインワールド]]の概念に基づく[[宇宙モデル]]の総称である。ブレーンワールドの概念は、もともと近年の[[超弦理論]]の進展に基づき提唱され、現象論的側面から考察されてきたが、特に、1999年にランドール・サンドラム模型が提唱されて以降、その宇宙論的側面を明らかにする研究が活発に行われるようになった。
 
ブレイン宇宙模型では、一般に余剰次元の効果の現れるエネルギースケールが4次元理論(プランクスケール)や従来の高次元宇宙模型([[カルツァー・クライン理論]])に比べてずっと小さくなり得るため、初期宇宙にブレーンのサイズが余剰次元のサイズと同程度の時期があれば、将来的にその痕跡が[[宇宙マイクロ波背景放射]]の揺らぎなどから観測されると期待されている。