「紫」の版間の差分

「紫色」の英語に相当する語句が"purple"である。もともとこの単語は、巻貝の一種"purpura"(ラテン語、プールプラ)に由来する。この巻貝の出す分泌液が染色の原料とされ、結果としてできた色もpurpuraと呼ばれた。この染色法を発明したのは現代の[[イスラエル]]や[[レバノン]]の地域に住んでいた古代の[[カナン人|カナーン人]]であるといわれる。巻貝1個から出る分泌液はわずかであったためこの染色布が貴重なものであり、[[ローマ帝国]]のころより西洋では高貴な身分の者が身に着けていた。この染色によって彩られた紫は若干赤みが勝っていたようである。詳しくは[[貝紫色]]を参照。
 
なお英語の"purple"は、紅みの勝った紫を指す語で、日本で言う所の'''京紫'''である。又、"purple"は、紫と紅の両義を含める場合がある。例えば、怒って顔を紅くする様相を、英語では"turn purple with rage"と表現する。[[細菌学]]においても、 "purple" は「[[紅色]](こうしょではな "red"(紅と訳されるを指す。[[紅色細菌]] (purple bacteria) などの例がある。
 
=== バイオレット (violet) ===
「紫色」を指し示すことがあり、時にパープル(purple)に代わって基本色としての紫を指し示す単語として使われることがある。しかし、この"violet"は本来[[スミレ]]を意味する単語であり、'''[[菫色]]'''(すみれいろ)と訳すのが妥当である。実際、パープルはみの勝った紫なのに対し、バイオレット(ヴァイオレット)はみの勝った紫であり、日本で言う所の'''江戸紫'''である。なお、[[虹]]の7色のうち最短波長の色である紫は英語では"violet"であり(これは[[アイザック・ニュートン|ニュートン]]の定義による)、"purple"ではないので注意。
 
== 派生色 ==
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