「子どもの権利」の版間の差分

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子どもの権利の適用範囲は、望むことをすることを子どもに許すことから、子どもが虐待から身体的にも精神的にも感情的にも自由になることを援助することまで含まれる。他の定義では、ケアと養育を受ける権利を含んでいる<ref>Bandman, B. (1999) ''Children's Right to Freedom, Care, and Enlightenment.'' Routledge. p 67. </ref>
。「子どもとは、18歳未満のすべての人をさす。子どもに適用できる法の下に子どもがいない場合には、より早期に成人に達する」<ref>(1989) [http://en.wikisource.org/wiki/UN_Convention_on_the_Rights_of_the_Child "Convention on the Rights of the Child"], United Nations. Retrieved 2/23/08.</ref>。コーネル大学によれば、子どもは劣った人間ではなく、1人の人間であり、親は子どもに絶対的な権限をもち、子どもを所有する。「子ども」の語は、必ずしも未成年を意味しない。大人に扶養されていない子どもや、アダルト・チルドレンを含むことがある<ref>[http://www.law.cornell.edu/wex/index.php/Children's_Rights "Children's Rights"], Cornell University Law School. Retrieved 2/23/08.</ref>。国際的な法律においては、「青年」とか「ティーンエイジャー」とか「若者」などの若い人をさす言葉とその定義は使われていない]]<ref>[http://www.hrea.org/index.php?base_id=81 "Children and youth"], Human Rights Education Association. Retrieved 2/23/08.</ref>。子どもの権利の分野は、法律、政治、宗教、道徳の各分野にまたがる。
 
== 理論的根拠 ==
[[Image:Clock boy.jpg|thumb|"メキシコのメリダの通りで「時計少年ボーイ」として働いている子ども]]
ある少年は、メキシコのメリダの通りで、「時計少年ボーイ」として働いていた。法的に未成年だったので、少年たちには、自己決定権、つまり自分たちのことを自分で決める権利が与えられていなかった。親、ソーシャルワーカー、教師などの子どもの保護者のかわりに、子どもたちがいる環境に応じて、青年労働者にも権限を与えることがある<ref>Lansdown, G. "Children's welfare and children's rights," in Hendrick, H. (2005) ''Child Welfare And Social Policy: An Essential Reader.'' The Policy Press. p. 117</ref>。このような法的な制度は、「抑制された状況での法制度」と呼ばれ、Louis Althusserが提唱した概念である]]<ref>Jenks, C. (1996) "Conceptual limitations," ''Childhood.'' New York: Routledge. p 43.</ref>。
 
研究によって明らかになったことは、こうした法の構造により、自分の生活を自分で決めることが出来ないので、子どもたちは無力感を感じていることである。また、子どもの年齢や発達能力に対立する法権力の構造が、子どもたちを傷つきやすいものにしていることである<ref>Lansdown, G. (1994). "Children's rights," in B. Mayall (ed.) ''Children's childhood: Observed and experienced.'' London: The Falmer Press. p 33.</ref>。
子どもの権利は、一般的には、二種類に分類される。一つは、子どもを自治権を持つ人間として法の下に擁護するものであり、もう一つは、依存するがゆえに加えられる害から子どもを守る目的で社会に請求を行うものである。前者は権限拡大の権利と呼ばれ、後者は保護の権利と呼ばれている<ref>Mangold, S.V. (2002) [http://www.nesl.edu/lawrev/Vol36/1/Mangold.pdf "Transgressing the Border Between Protection and Empowerment for Domestic Violence Victims and Older Children: Empowerment as Protection in the Foster Care System,"] New England School of Law. Retrieved 4/3/08.</ref>。
 
あるカナダの組織は、子どもの権利を次のように3種類に分類している。
 
*'''供給''':子どもは、充分な生活水準、体のケア、教育とサービス、遊ぶことなどを得る権利を有する。これには、バランスのとれた食事、暖かいベッド、学校へ行くことなどが含まれている。
 
*'''保護''':子どもは、虐待、無視、搾取、差別から守られる権利を有する。これには、安全に遊べる場所を得る権利、子どもへの建設的な後見を得る権利、子どもの発展能力を認識してもらう権利などが含まれている。
 
*'''参加''':子どもは、地域活動に参加する権利を持ち、子どものためのプログラムやサービスを提供される権利を持つ。これには、子どもが図書館を利用することや、地域のプログラムや、若者の声の活動に参加することが含まれており、子どもは意思決定者として関与する<ref>[http://www.cfc-efc.ca/docs/cccf/rs064_en.htm "Respecting children's rights at home"], Children and Families in Canada. Retrieved 2/23/08.</ref><ref>(1997) "Children's rights in the Canadian context", ''Interchange. 8''(1-2). Springer.</ref>。
子どもが図書館を利用することや、地域のプログラムや、若者の声の活動に参加することが含まれており、子どもは意思決定者として関与する<ref>[http://www.cfc-efc.ca/docs/cccf/rs064_en.htm "Respecting children's rights at home"], Children and Families in Canada. Retrieved 2/23/08.</ref><ref>(1997) "Children's rights in the Canadian context", ''Interchange. 8''(1-2). Springer.</ref>。
 
これと同じように、「子どもの権利の情報ネットワーク」(CRIN)は、子どもの権利を以下のように2つのグループに分類している<ref>[http://www.crin.org/resources/infoDetail.asp?ID=13423 "A-Z of Children's Rights"], Children's Rights Information Network. Retrieved 2/23/08.</ref>
主要記事:青年の権利
 
「例えば大半の法制度では、子どもが投票すること、結婚すること、アルコールを買うこと、セックスをすること、労働に従事することは認められていない」"<ref>[http://plato.stanford.edu/entries/rights-children/ "Children's Rights"], ''Stanford Encyclopedia of Philosophy.'' Retrieved 2/23/08.</ref>。
 
青年の権利運動において、子どもの権利と青年の権利の鍵となる違いは、子どもの権利の擁護者がたいていは子どもへの保護の強化を主張するのに対して、(運動としてはずっと小さいのだが)青年の権利の擁護者はたいていは青年や子どもの選挙権のような自由権を拡大するように主張することである。
===参考文献一覧表===
*[http://web.amnesty.org/library/Index/ENGAFR590132005?open&of=ENG-364 "UGANDA: Child 'Night Commuters'"]. [[国際人権救援機構]]
*[http://www.crin.org/resources/infodetail.asp?id=9818 "Sri Lankan Army Warns Children can be Targets"]. CRIN. 「子どもの権利の情報ネットワーク」(CRIN)
*[http://www.reproductiverights.org/pdf/pub_bp_implementingadoles.pdf Implementing Adolescent Reproductive Rights Through the Convention on the Rights of the Child"]. Center for Reproductive Rights.
*[http://www.hrw.org/reports/2006/afghanistan0706 "Lessons in Terror: Attacks on Education in Afghanistan"]. Human Rights Watch.
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