「間接強制」の版間の差分

すなわち、間接強制をなるべく避けることが債務者の人格を尊重することになるという考え方は、一時期の[[フランス法]]に特有のイデオロギーにすぎず、その[[フランス]]においても、後述のように [[:fr:Astreinte|astreinte]] という制度が[[判例]]により確立し、金銭の支払いを命ずることにより債務の実現を間接的に強制することを広く認めるに至っている。つまり、間接強制の劣後的な位置付けは広く見られるものではない。
 
また、債務の履行のために身体を拘束する制度であれば人格の尊重という観点から問題が生じるとしても、心理的に強制をすることまで同視することには疑問があり、場合によっては債務者の意思にかかわらず債務を強制的に実現する直接強制のほうが債務者にとってはショックが大きい場合もありうる。
 
このようなことから、間接強制は広く認められてよいとする見解が主張されるに至った。
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