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'''寧辺郡'''(ニョンビョンぐん、Nyongbyon-gun)は[[朝鮮民主主義人民共和国]][[平安北道]]の東部にある郡。核開発施設が集中することで知られている([[寧辺核施設]])。
 
== 地理 ==
[[平壌]]から北へ約80kmの距離にある。[[清川江]]の北岸に位置し、その支流である九龍江が郡内を貫いて流れている。最高峰は北部にあるヒャンジョク山({{lang|ko|향적산}}、805m)。丘に囲まれた地形である。
[[平壌]]から80kmに位置し、[[平安南道]]に接する。
 
西に[[博川郡]]・[[泰川郡]]、北に[[雲山郡]]、東に[[球場郡]]と隣接し、南は[[平安南道]]に接する。
 
== 歴史 ==
古代には[[高句麗]]・[[渤海 (国)|渤海]]の領域であり、高麗時代には延州(延山府)・撫州と呼ばれた。のちに寧辺の名で呼ばれることになる通り、朝鮮西北辺境防衛の拠点であった。[[1012年]]には高麗の[[姜邯賛]]が[[契丹]]と戦い、[[1216年]]には[[金就礪]]が[[金 (王朝)|金]]軍と戦っている。
 
[[李氏朝鮮|朝鮮王朝]]時代には延山都護府・撫山県が設置され、1429年に両者をあわせて寧辺大都護府が置かれた。1624年には李{{lang|ko|适}}の乱の舞台となっている。
 
1895年、府郡制([[二十三府制]])により義州府寧辺郡に改変され、翌1896年には[[十三道制]]が発足すると[[平安北道]]に属した。このとき、平安北道の観察府使は本郡に置かれ、1905年に義州に移転するまで平安北道の道庁所在地であった。
 
1952年12月、北朝鮮の行政区域再編により[[球場郡]]・[[香山郡]]が分割され、寧辺面・八院面・少林面・鳳山面など旧寧辺郡の中心地域が寧辺郡として再構成された。
 
1980年代には[[寧辺核施設|核関連施設]]の建設がはじまり、以来[[北朝鮮核問題]]の中で世界的に知られる地名となった。
 
== 文化・観光 ==
*鉄甕城
:九龍江と丘に囲まれた邑城は鉄甕城の異名で知られる。
*薬山東台
:寧辺邑内にある、奇岩と[[カラムラサキツツジ|ツツジ]]の名所。近代朝鮮の詩人・[[金素月]]の「寧辺薬山東台のつつじ」で知られる。
 
== 産業 ==
古くから絹織物の名産地として知られた。
 
==関連記事==
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==外部リンク==
* {{ko icon}} [http://www.ibuk5do.go.kr/pyungbuk/intro.asp?menu=2 平安北道] ([[以北五道|以北五道委員会]])
* {{ko icon}} [http://nk.joins.com/map/i072.htm 中央日報北韓ネット・北韓地名辞典 寧辺郡]
* [http://www.gensuikin.org/nw/yongbyon1.htm 寧辺の核関連施設]
* [http://maps.google.co.jp/maps?ie=UTF8&z=14&ll=39.788225,125.751228&spn=0.044123,0.053387&t=k&om=1 Google マップ - 寧辺の核関連施設付近]
 
 
{{平安北道の行政区画}}