「PostScript」の版間の差分

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当時はコンピューター・プリンタ間の通信速度の遅さが印刷物の品質向上のためのネックになっていた。しかし、プリンタ自身に高い計算能力を持たせて、プログラミング言語を実行するという大胆な発想により、一気に問題は解決された。PostScript以前は伝統的な手法より品質が劣るとされてきた電子印刷が一気に商業印刷のレベルでも使われるようになり、今日当たり前のようになっている[[DTP]]が普及するきっかけとなった。
 
後に印刷以外の用途でも使われ、ワークステーションである[[NeXT]]は描画エンジンとして[[ディスプレイ・ポストスクリプトDisplay PostScript]]を採用していた。
 
今日ではパーソナルコンピュータの性能が上がると同時に、コンピュータ・プリンタ間の接続速度が向上したため、個人レベルでパーソナルコンピュータにPostScriptインタプリタを搭載し、生成されたイメージをプリンタに送るということも行われる。
 
==実装==
ほとんどは、[[レーザープリンタ]]に実装されている。[[PSプリンタ]]と呼ばれ、[[Macintosh|マッキントッシュ]]の標準プリンタであり、[[Microsoft Windows]]でも利用されることがあるが、アドビシステムズへのライセンス料が高額なためか、価格が数十万~百万円以上と一般のレーザープリンタに比べ高価で、もっぱらDTP用途に限られている。
 
ソフトウェアによる実装では、アドビシステムズからライセンスを受けた[[RIP]]が[[エプソン]]などいくつかのメーカーから自社製プリンタのために販売されていたが、PSプリンタの価格低下もあり、あまり普及していない。なお互換[[フリーソフトア]]として [[Ghostscript|GhostScript]] がある。
 
==サンプルプログラム==