「リピーター (時計)」の版間の差分

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機械式時計における三大複雑機構(リピーター、トゥールビヨン、永久カレンダー)のひとつであり、その頂点とも言われる超絶技巧である。
機械式時計において、任意の時間にボタンあるいはレバーを操作すると、
現在時刻を音により知らせる機構をリピータという。が、正式には15分単位で知らせるクオーター・リピーター、5分単位で知らせるファイブミニッツ・リピーター、1分単位で知らせるミニッツ・リピーターの三種類がある。こちらのミニッツ・リピーターは通常、時、四半時(15分単位)、分の3系統によって時を告げる。これら一つ一つの音色は異なる。例えば、「カンカンカン、チンチン、コンコンコンコン」の場合、時チャイムが3回、四半時チャイムが2回、分チャイムが4回であるため、3hour + 2 × 15min + 4min で、3時34分となる。
 
リピーターは非常に複雑で高度な機構であるため、ごく一部のきわめて高度な技術を有する時計職人にしか製作・メンテナンスすることができない。それ故、現在のところ最低でも1000万円以上(パテック・フィリップなどでは1億円以上のものもある)の非常に高価な時計である。