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 [[釈迦]]が、高僧や貴族らの持参した多くの供養を退け純陀の料理を選択した理由であるが、純陀が、在家で貧民の身でありながら自分の説き証した教義を、街の高僧よりも純粋に履行し、'''道を求めるに身分は関係ないという理想の求道姿勢'''を見たから、という説が有力だが、後の[[大乗仏教]]の思想が後年に介入している可能性もあり判明しない。
 
: ことに以下は、''[[法華経]]'' 影響下の''[[涅槃経]]'' で強く主張されている部分である。
 
 だが、純陀の料理を食した[[釈迦]]はその直後激しい腹痛を訴え、倒れたと伝えられる。<br> 思いも掛けない事態に泣き狼狽する純陀だが、[[釈迦]]は苦しみを耐えながら「いいか純陀よ、'''お前はこの大勢の中から仏の最期の供養者に選ばれたのだ'''。これは大変なことであり極めて成し難いことを遂げたのだ。スジャータ(成道の際に最初に乳粥の供養を捧げた少女)とお前の供養はまさに始まりと終わりの供養であり、私が受けた供養の中でも最も重要なものなのだよ。お前はよくやって来た。お前は人間の体であっても心は仏になったのだ。だから私が入滅しても悲しんではならず、むしろ喜ぶべきなのだ。」と諭したと言われる。