「自家不和合性」の版間の差分

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== ケカビ類の場合 ==
ケカビ類は[[配偶子のう接合]]によって接合胞子のうを形成することで有性生殖を行う。一部の種では単一株を[[培養]]している間にも、[[培地]]上でどんどん接合胞子のうを形成するが、単独株ではそれを形成しないものの方が多い。そのような種では、好適な株をその株と触れ合わせることで、接合胞子のうの形成を誘発することができる。このようなものが'''自家不和合'''であると言われる。
 
[[寒天培地]]の入った[[シャーレ]]の、中央から離れた二点にそれぞれの株を接種すれば、その点を中心に[[菌糸]]を伸ばす。そして、両者の菌糸が接触した地点で、両側の菌糸から配偶子のうが形成され、それらの間で接合胞子のうの形成が行われる。この場合、ある株を中心に見れば、その種の他の株は、その株と和合であるかそうでないかの二つに分けられる。そして、その二つのグループに含まれる株においては、同一グループ内では不和合、異なるグループ間では和合である。つまり互いに交配可能な二つの型に別れ、同一型のもの同士では交配できない。