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*[[創文社]]より民法の全範囲にわたって体系書(『民法総則講義』、『物権法講義』、『債権法講義』、『親族法講義』、『相続法講義』)を出版している。
同シリーズの特徴として、従来の体系書と異なった意欲的な構成となっている点が挙げられる。たとえば『債権法講義』では、一般的な債権法の体系書では末尾におかれる不法行為法の解説を第一章とし、契約法の解説は第二章以下で行うほか、いわゆる「債権総論」に該当する分野の解説がすべて契約各論の解説に吸収されている。
また、同シリーズはケース・メソッドを採用した体系書の先駆けであり、現在こそ[[内田貴]]『民法Ⅰ~Ⅳ』などで広く採用されている方式であるが、『物権法講義』の初版が登場した当時には極めて画期的であった。
以上のような学習者への配慮により、同シリーズは司法試験用のテキストとしてロングセラーとなっている。
*その他、主に物権法分野における著書多数。とくに担保物権法の研究で名高い。