「対症療法」の版間の差分
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また、患者を医薬品に依存させてしまうという問題がある。例えば、家族関係が原因で心理的に悩み、それによって[[胃酸]]が大量に分泌され、その結果胃に不調が起きている時に、対症療法で胃酸の分泌を抑える薬物を処方したような場合、たとえ一時的には症状を抑えられたとしても、この薬物を飲むのを止めるととたんに元の不調な状態に戻る、ということになってしまう。根本原因を解決しない限り、この患者は長期に渡り(場合によっては数十年でも)その薬剤を服用しなければならなくなる。
また、[[医薬品]]は一般的に同一のものを飲み続けるとその効果が次第に弱まっていってしまう。もしも、効果が弱まったからといって、量を増やしていったり、より強い薬剤に切り替えたりすると、医薬品が必然的に持っている[[副作用]]のほうも大きくなってしまい、その影響で当初は不調ではなかった他の臓器に不調が発生することが多い。その不調を治療しようとして、また対症療法で新たな医薬品を服用すると、それに伴いまた新たな副作用が現れ、されにそれを抑えるために
;原因療法でなく対症療法が行われがちな背景
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