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'''ジスキネジア'''または'''ジスキネジー'''(英:dyskinesia、独:dyskinesie)は[[神経学]]的症候のひとつであり、[[不随意運動]]の一種である。もともとは運動障害、運動異常という意味で、異なる疾患にあらわれる症候であり、その原因によって区別されている。[[ハロペリドール]]などの[[抗精神病薬]]を長期服用している患者におきるものは[[遅発性ジスキネジア]]または[[口ジスキネジー]]と呼び、口唇をもぐもぐさせたり舌のねじれや前後左右への動きが見られる。[[パーキンソン病]]患者にみられるジスキネジアは痙性の強い、四肢や頭部の舞踏様の運動であることがより一般的であり、通常[[レボドパ]]による治療を開始して数年後に現れる。
 
また原発性線毛運動不全症(繊毛不動症、カルタゲナー症候群とも、primary ciliary dyskinesia, Kartagener syndrome)、胆道ジスキネジー (biliary dyskinesia) もジスキネジーという語が使われているが、これらは内臓の不随意運動による疾患をさす。