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Point136 (会話 | 投稿記録)
m bot: rdr 大根
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豊作が過ぎた場合は需要に対し供給過多となり、しばしば価格低下を起こす。この現象を'''豊作貧乏'''といい、自動車や鉄道での遠隔地への流通が容易になった近年は、豊作は生産者にとって必ずしも喜ばしいことではなくなっている。
 
価格が下がりすぎると流通コストなどを含めると利益が確保できなくなるため、本来なら質の落ちる農作物を使用する加工用原料にまわしたり、流通させずに[[廃棄]]したりすることもある。もったいないという意見があるがこれにはいくつかの理由がある。一つは凶作対策で多めに農作物を生産する背景があり、もう一つは廃棄せずに販売すると農作物の価格が下落を続け結局、農家の首を絞めることにつながるからである。
 
近年では、[[2005年]]に[[タマネギ]]が豊作となった[[北海道]][[北見市|北見]]地方において、生産調整のため廃棄を行った例がある。また、[[2006年]]は[[愛知県]]の渥美半島で[[キャベツ]]、[[ダイコン|大根]]、[[白菜]]が大豊作で出荷価格は半分以下にまで落ち込み、生産調整のため廃棄処分が行われた。また、全体的には2006年はほかにも[[タマネギ]]や[[レタス]]も大豊作で全体での廃棄量は約2万2000トンになった。
 
これらの廃棄処分は、主に[[農協]]が農林水産省に届出、[[緊急需給調整]]として受理されて行う。協力した大規模農家には[[交付金]]が支給される。半分は農家の積立金のとりくずし、半分は税金から補填される。
 
 
== 外部リンク ==
*[http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/ryutu/080911.html キャベツの緊急需給調整について] - 農林水産省
 
[[Category:農業|ほうさく]]